カテゴリー「timer(大麻)について」の6件の記事

2010年5月14日 (金)

結果としていやがらせw

 前回の記事(窮屈な大学なんかクソくらえ)で、なんだか大学における学生活動の制限(当局からの干渉)について書いたけれど、自分はそれに悲観して、うずくまっているわけではないのだということを当たり前のように思い出したw

 今日はそれについて書こう。ちょっと遠回りしながら。。

 新自由主義的な「大学改革」が行われている(もしくは行われた)状況にあっては、大学は「市場価値」が下がるようなことをとにかく嫌がる。つまり、大学が外から見たときの評判をすごく気にするようになる、ということだ。何でかというと、入学希望者が減るし、おそらく文科省などからの評価に影響するのだろう。工学部などで「起業との共同研究(産学協同)」などをやる際に、企業様wに顔向けできなくなるのかもしれない。

 まぁとにかく、よくわからん「オトナの事情」によって、大学が動くようになるのだ。気色悪い事に

 で、そうすると、例えば、「学生が犯罪を犯して逮捕された」だとか、「教授が論文剽窃で新聞沙汰になった」とかいうものは、とにかく「できるだけ避けたいこと」になる。

 で、そうした状況下にあって、最近、大学が非常に(たぶん)意識的なものの一つは、大麻だ。

 少し前に、全国の大学で、学生の「大麻問題w」が話題になっていたが、それが北大内で起こることを非常に恐れている。だから、学内にやたらとポスターが 張ってあるし、同じようなチラシが窓口にたくさん積んである。

 まぁ僕からしたら大麻なんていうのは、いちいち騒ぐようなモノでは全然ない。ここで大麻の害うんぬんについて語るのは(もはや面倒なので)しないし、別に「法律を犯して栽培して吸え」とかいう気はないけど、公定の法を守るかどうかは基本的に個人の良心の問題であるのだということを、僕は強調したい(大体、「危険だ」とかいうんだったら公的な治療所でも作れよ、と思う。刑務所は「依存症患者」を収容する場所ではなかろう)。とにかく日本の薬物政策は矛盾だらけなのだが、まぁそれはいい。

 とにかく「常識病」的な多くの日本人にとっては、「大麻=麻薬=人格崩壊」みたいな意味不明な図式が成立しているらしいので、「大学生が大麻に手を出した」なんていうのは、まぁ不祥事と見なしていいことなんだろう。

 

 で、それからもう一つに大学が気にしているものは、学生の「就職率だ。「卒業生が「有名企業」にこれだけの人数、就職しました!」みたいなことが、大学にとっての人気に関わる。それが先述した入学者(受験者数)へ影響を与える。「就職に強い大学50」みたいな感じで、バカな週刊誌などもこうした状況を煽るのが一因ではあるが、昨今のような「就職難」の時には、保護者もこうした情報を気にする。だから大学もそれを気にせざるを得ない。就職率がよければ入学希望者も増える。「就職に強い」が大学のウリになる。だから、大学も就職支援に力を入れる(しかし、そうした卒業生が就職した後に何年で仕事を辞めたかとか、といったことはどうでもいいらしい。重要なのは、「何パーセントの人間が、どこに就職できたか」だけだ)

 こうした状況は、やはり大学外の市場原理と無関係には考えられない。北大において、学生の就職支援を行う「キャリアセンター」ができたのが、国立大学法人に移行したのと同時なのも、決して偶然ではない。最近の大学は、さながら勉強と同じくらい就職活動に力を入れるのが、「優等生」の条件のようで、やたらとセミナーやらガイダンスが開かれている(きもちわる)。

 

 まぁ、他にも大学当局はあらゆる不祥事を恐れているが、最近の情勢では、最も身近で重要度の高いものに入るのではないだろうか。

 で、だから大学が窮屈になってきている、というのが前回の記事なのだが、それに対抗するバカもいないではないのだ。

 僕が昨年、やった主な活動の一つは、北大大麻問題研究会www

 そしてもう一つは、「就活くたばれデモ」wwww

 学内に、「大麻取締法は人権侵害です」と書いた看板を立てたり、「就活なんかくたばっちまえ」と主張するチラシをまいたり……大学当局から、妨害にあったり、呼び出されたりすることも珍しくない。たぶん、絶対マークしてるんだろうなぁ。このブログを熱心に見てる教職員もいるとか、いないとかいう話だ…


 

 なんて厄介なヤツだwwww

 こんなやつ相手にしたくないwww

 きっと、「頼むからおとなしくしててくれよ」ってな感じなんだろうな。

 別に「俺はこんなに積極的に当局に立ち向かってるぜ」なんて自慢する気は、さらさらないし、そんな立派なことしてるわけじゃないけど、まぁ大学の締め付けが厳しくなってる中でも、別に悲観して途方にくれているやつばっかりじゃないんだということだ。

 しかも僕だって、一人でこんなバカげたことをしてるわけじゃない。一緒に行動を起こす仲間がいるのだ。わけの分からないようにも見えることをやって、でも共感者がいる、ということが希望だ。


 ただ、企業社会からしたら害虫のようなやつらが、自然に湧き出てくるのが大学のあるべき姿なんだと僕は思っている。大学は、制度の枠内にあって、その制度を揺さぶり、食い尽くすような思想を養っている場所である。アカデミックな知というのは、本来、企業社会のためだけにあるわけでは決してない。

 そこで行われているのは、一般に認識されている様々なことがらを懐疑的に捉え、脱構築し、創造し、時に解体したままにするような営みだ。それは危険で、時として暴力的ですらある。だから、そこで知を磨く大学生は、従順で純粋無垢な羊達では決してありえない。「マナーを守りましょう」などというちゃちな言葉が簡単に通用するやつらではない。「言うこと聞くよなやつらじゃない」のだ。

 彼ら(彼女)らは、常識や制度を破壊し、内側から創造するための道具を、武器を常に磨いているのだ。大学に勤めるものはそのことを意識するべきだし、くれぐれも彼(彼女)らを甘く見ない方がいい。別に脅すわけではないけれど、そう思う。

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2009年7月27日 (月)

北大大麻問題研究会とはなにものか

僕はこのブログでもさんざん書いているように、日本の大麻を取り巻く現状に非常に不満がある。

「なんで日本の大麻取締法はあんなに厳しい罰を設けているのか」

「なぜ厚労省は、科学的な根拠もないのに『大麻は危険である』という情報を発するのか」

「なぜ、マスメディアは日本とは違う海外での『大麻事情』を報道しないのか」

大体、そんなことをいつも考えている。

で、その状態の一番の問題は、ともかく「一般の人々の大麻に関する知識が不足している」ということである。

ということで

「大麻なんてのは大したものじゃないんだ」

という認識を多くの人に持ってもらいたい、と僕は考えている。

先月、そうした様々な不満を解消すべく「北大大麻問題研究会」(あさけん)なる団体を作った!

これは、僕が友人と三人で立ち上げた団体で、活動目標は主に二つ。

一つが、大麻に関する正しい知識の普及。

そして、もう一つが(大麻擁護論含む)言論の自由の確保である。

知識の普及はともかく、なぜ「言論の自由」が出てくるかと言うと、大麻の問題と言うのは、大麻に関する誤った知識が跋扈している一方で、それに反対する声があまりに少ない状況に問題がある。もっというと、「大麻は危険なものじゃない」ということを大きな声では言えないような圧力(空気)が社会的に蔓延していることが問題なのである。ヒトラーは「大衆は、小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい」という言葉を残しているが、大麻はまさにそのいい例である。

実際に、この会を立ち上げる前に「We Need 大麻カイキン」と書いた手書きポスターと、「目指せ、大麻取締法改正!」と書いたポスターを北大文系棟の掲示板に貼ったところ、どちらも翌日にはもうはがされてしまったのである。

一体、誰がそんなことをするのか分からないが、地味で行動力のない北大生がそんなことをするとは思えないので、おそらく大学当局などによる「犯行」だと思われる。

しかし、本来的に言って、日本には言論の自由が認められているはずであり、そうであれば仮に大麻が法律で禁止されていようとも、それに反対する(つまり、その法律自体に反対する)主張であっても認められるべきはずである。変な話、「大麻を解禁しろ」ということもいえないで、何が言論の自由かとさえ思う。

また、前にもこのブログで書いたが、僕は先日の北大祭の「政治主張禁止」条項にも大きな危惧を抱いていた(北大祭の「政治主張禁止」はダメ!ゼッタイ!)。そのため、「北大内の言論の自由はどうなっているんだ」と考え、それを守るためにも行動しなければいけないと思ったのである。(「行動しなければいけない」などと書くと堅苦しいが、大体問題というのは起きた後から「あのときこうしていれば」と考えるのがいつものことで、大事になってしまう前に対処するのが一番なのである)

ともかくそうした意図で、この会を作ったわけである。

近々、チラシを大量に刷ってまく予定。

興味のある方は、あさけんのブログをごらんいただければと思う。会員募集中である。

→あさけんの「大麻ってそんなに悪いものじゃないよ」blog http://ameblo.jp/nograssnolife420/

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2009年7月19日 (日)

大麻について知るための三冊。

今回は大麻について取り上げた本を何冊か紹介する。厚労省の発信する似非知識にまどわされないためにも、こうした知識は必要であるので、参考にしてほしい。

大麻入門 (幻冬舎新書) Book 大麻入門 (幻冬舎新書)

著者:長吉 秀夫
販売元:幻冬舎
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始めにとりあげるのは、今年の初めに出版された幻冬舎新書の本書。日本では「有害な麻薬」として認識されている大麻が、実は吸引などの使用をしても大きな害はないということや、繊維素材として日本の歴史と縁深いこと、また医療やバイオエネルギーなど様々な用途で有用な植物であるということを明らかにしている。

大麻取締法成立に関する歴史的な経緯も述べられているので、タイトル通り「入門」としてふさわしいかもしれない。

特に海外での「ハームリダクション」についての記述が載っていることが素晴らしい。ハームリダクションとは、社会で生活する個人が、社会的な被害を受けないで済むためにはどのような方法が有効かを考えて、対策をとるという概念である。

例えば海外(欧米)で大麻の取り締まりがゆるいのは、「大麻使用や所持によってもたらされる害よりも、大麻所持などで逮捕されることによって生じる社会的な被害の方が大きい」という判断による。大麻の所持などで逮捕されてしまえば、何の社会的な問題も起こさずに生活していた個人の人生を破綻させてしまう可能性が高いからである(日本の大麻取締法はその点で対照的である)。他にも、ヘロインを使用するものが一定数いることを考慮して、繁華街で注射針を配って(回し打ちによる)感染症を防ぐ方法などもある。

日本では、避妊や性感染症を防ぐための方法を学校で教える性教育がこれにあたる。これについて、「寝たことを起こすようなことをするな」と反対する意見もあるが、実際に性行為に及ぶ高校生などが一定数いることを考慮すれば効果的な対策といえる。

日本におけるドラッグ対策は、基本的に「ドラッグをやるとこんなに危険なことがある。とにかくドラッグには手を出すな!ダメ・ゼッタイ」というように、恐怖を煽って遠ざけるという手法だが、これは実は実際に手を出してしまう人間が被る害のことを考えていないという意味で子供だましに近い。言うなれば「未成年でセックスをすると頭がおかしくなる」と吹き込むのと同じくらい愚かな政策なのだといえる。

ちなみに、「大麻の『麻』は麻薬の『麻』である。だから大麻は麻薬なのだ」という言説に対して、元々は麻薬の「麻」の字は、やまいだれに「林」という字をあわせた「痲」(「しびれる」という字。おそらく「麻痺」の「麻」の字はこの字だったはず)を使っていたが、1949年に定められた当用漢字のルールに沿って「麻薬」と表記されるようになったのであって、基本的には全く別の字であると書いているのは興味深かった。

大麻ヒステリー (光文社新書) Book 大麻ヒステリー (光文社新書)

著者:武田邦彦
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』『偽善エコロジー』などが売れている著者の近著。これもごく最近出版されたばかり(2009年6月)

科学的見地から大麻を取り巻く日本の状況について異を唱えている。主な内容は、大麻取締法が成立することになったきっかけや科学的なデータの紹介、大麻と日本人の歴史などで、多くの内容は『大麻入門』と重複しているので、この本も大麻の入門書としていいかもしれない(ただ、個人的には『大麻入門』の方がオススメ)。

また、大麻取締法がかなり非合理的な法律であることをマスコミや司法が正さないのは殆んど職務怠慢であると言及していることは共感を持てた。

ただ、個人的には武田氏のまわりくどい文体や妙な知識をひけらかすような書き方がうっとおしく、あまり好きではない。特に「日本の美しい伝統・文化としての大麻」のような大麻の恣意的な位置づけについては、あまり共感できなかった。大麻取締法がアメリカ(GHQ)による押し付けの結果として成立したことに対する反感からか、大麻擁護論者の中には、ナショナリスティックな意識が見られることは注意を要する(中山康直氏など)。

マリファナ青春旅行〈上〉アジア・中近東編 (幻冬舎アウトロー文庫) Book マリファナ青春旅行〈上〉アジア・中近東編 (幻冬舎アウトロー文庫)

著者:麻枝 光一
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

日本発の大麻グッズ専門店である「大麻堂」店主である「麻枝光一」(本名:前田耕一)氏の若かりし日の旅行記。

内容は簡単に言うと、世界中(アジア、中東、北アフリカ、南米アメリカ大陸)を旅行し、そして行く先々でマリファナをはじめとする様々なドラッグを試した体験記。時代はかつてバックパッカーが流行した80年代ごろのようである。

麻枝氏が愛用するのは大麻(マリファナ及びハシシュ)であるが、その他にもアヘン、ヘロイン、コカイン、マジックマッシュルーム、LSD、スピード、幻覚サボテンなど、ともかくその地で出会う様々なドラッグを使用してみる。そしてそれぞれのドラッグがどのような効果をもたらすのか、その様子が本書には詳しい。

この本は、元々は第三書館というかなりアウトローな(というかアナーキーな)出版社から発売された本で、現在容易に入手できるのは幻冬舎アウトロー文庫版である、というとなんともアウトローなイメージがあるが、かなり実用的なものであると僕は考えている。

先の『大麻入門』でも書いたが、それぞれのドラッグがどのような効果、弊害があり、もし使う場合にはどのような点に気をつけて使うべきであるといった知識は、実は実用的なものだからである。

例えば、日本の覚醒剤である「シャブ」は快感も強いが、その反動としてのフラッシュバックや妄想・禁断症状がひどいため、ドラッグ愛好家でも「シャブだけはやらない」というものがいる、という話などは非常に有用な情報であるといえる。

ちなみに、この本を読むとすごく海外旅行に行きたくなる。ちょっと異色の海外旅行記としても十分楽しんで読むことが出来る。

※※※

大麻について日本人が知るべきことは、一つにその使用が必ずしも有害ではないということ、二つに海外ではその使用や所持が厳しく罰せられる国は少ないということ、三つに医療や産業で大きな可能性を秘めたものであるということだろう。

「危険」「ダメ・ゼッタイ」だけでは何も問題は解決しないどころか、公的な情報に対する信頼性すら失ってしまうのではないだろうか(それが情報リテラシーを得る一つのきっかけになりうるのかもしれないがでもあるかもしれないが)。

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2009年7月 8日 (水)

大麻と成田さん--大麻の医療使用について

ナリタケンイチさんと言う方が、大麻取締法に立ち向かっている。

詳しくは、氏の立ち上げた医療大麻解放戦線(名前がカコイイ!)に書いてあるのだが、彼はクローン病という難病に体をおかされ、その治療のために大麻を使用していた。

しかし、2008年の11月、安全な日本のひまな警察官に大麻取締法違反で逮捕されてしまう。

だが、彼は「自分の大麻使用は、あくまで医療目的であり、生活のために必要な行為である。それを妨げる大麻取締法の方が間違っている」と主張し、裁判で徹底的に争うことを決意する。

ここでまず大麻について無知な日本人が注目するべきことは何か。

それは、

大麻は医療使用できる

ということである。

これは大麻を取り巻く問題の中でももっとも重要度が高いといって差し支えない。

大麻の医療使用とは文字通り、病気の治療のために大麻を使う、ということである。日本では知られていないが、大麻には医療使用で効果があるということが医学的に認められている。

効果があるのはHIVやがん、多発性硬化症、緑内障、その他の様々な病気に対して。モルヒネも効かない患者に対して痛み止めとして効果があるという例もあり、その可能性ははかり知れない。

事実、アメリカ、カナダ、オーストラリア、それと多くのEU加盟国では医療目的での大麻使用を一定の条件下で認めている国が多い。

例えば、カナダでは下記のカテゴリーに属する人々に、医療大麻の所持を認めている。

1、末期的症状を持ち、予後が12ヶ月以内のもの。

2、多発性硬化症、脊髄損傷や疾患による激痛や継続的な痙攣を持つもの。がんやエイズ・HIVによる激痛や食欲不振、激しい吐き気などがある者。

3、重症の関節炎による激痛や癲癇発作を持っているもの。

とのこと(長吉秀夫『大麻入門』より引用)。

しかし、日本では大麻の医療における使用は全く認められていない。

何故なら、日本の大麻取締法はいかなる場合であろうと大麻吸引などの使用は認めていない(禁止している)からであり、医療のための研究であっても例外ではないのである。

そのため、実用化する以前に、臨床実験すら行われていない(行えない)というのが現状なのである。

(というか、日本では「大麻→ドラッグ→ダメ・ゼッタイ」という図式が強固なため、大麻について議論すらされていない)

これによって被害をうけるのは、病気を持った当事者である。

冒頭で書いたナリタさんの例はまさにその典型である。

大麻を嗜好品として使う場合には、

「別に吸わなきゃいいだけじゃん」

ということで片付けられる場合もあるし、それはそれで一理あるが、医療使用に関しては、それでは済まない。場合によっては人命に関わる問題である。(最近、話題になっている臓器移植の問題とも全く無縁ではないだろう)

成田さんの裁判を通して、日本人の大麻に関する意識や大麻取締法が動いていったらこんな素晴らしいことはない…!まさに日本の大麻解禁の歴史に残る裁判となるだろう。

がんばれ、成田さん!応援してます!

日本の大麻の未来はあなたにかかっています!

「医療大麻解放戦線」→http://www.iryoutaima.org/at1st.html

「医療大麻解放戦線ブログ」→http://ameblo.jp/iryou-taima/

「@niftyニュース」(いつも「いい記事」を書く『週刊朝日』の医療大麻に関する記事が載っています。必読!)→http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090617-01/1.htm

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2009年6月16日 (火)

大麻について考える

先日、「カンナビスト北海道」の方と会った。

カンナビストというのは、日本国内における「大麻弾圧」に反対している市民団体で、大麻取締法の見直しを求めて活動している。

具体的には、国際的な基準からみても明らかに厳しい日本の大麻取締法の罰を軽くすることを求めて、イベントなどを開催したり、「マリファナマーチ」と呼ばれるデモを企画したりしている。

現在、東京、関西、北海道で支部が発足していて、活動をしており、会員4701人(2009年6月16日現在) 。

なぜ、そんな「ヤバそうな」団体と接触したのか。

おそらく、多くの方はそう考えるのではないか。

その答えは単に、僕が「日本において一般的な大麻への認識」に対して疑問を持っていたからである。

というのは、大麻はそれほど危険なものではないにも関わらず、厚労省が「大麻=危険な薬物」という情報を流し続け、警察が所持などを厳しく取り締まり、メディアがそうした情報を煽動するかのごとく無批判に垂れ流す、といった状況に対する疑問である。

おそらく多くの日本人はそうしたことを言われても、ポカンとするだけだと思う。「だって大麻はドラッグだし、違法なんだから厳しく取り締まるのは当然じゃないか」と。

しかし、それは誤った認識である。 まず日本において大麻の取締りが始まったのは、戦後GHQの統治下のことである。つまり、アメリカの主導で導入された規制なのだが、その後アメリカや欧州の多くの国(いわゆる「先進国」)では、大麻にはさほど危険性がないということが研究によって明らかにされ、少量の個人所有は(合法ではないにしても)容認されるようになってきている(オランダのアムステルダムでは合法。アメリカでもカリフォルニア州など医療用に限って合法化されている)。

アメリカ大統領のオバマや元大統領のブッシュでさえも、大麻を使用したことがあると公言している。

一回の使用で依存症になり、取り返しのつかない事になるとしたら、多くの芸能人や有名人(例えば長渕剛や井上陽水など)が、それを使用しながらも現役で活躍していうということをどう説明するのだろうか?

しかし、日本においてはそうした情報をメディアが全くといっていいほど放送せず、厚労省の発する根拠のない「有害説」を大々的に流しているために、一般の人々の無知は解消されず、「大麻=危険」という認識は一向に変わることがないのである(ちなみに日本では、大麻の使用が禁止されているため、人体に与える影響を調べる実験などが行えない。つまり厚労省は自前のデータも持たずに大麻は危険だと吹聴している。実際のところ、海外のデータではタバコやアルコールより依存性が低いというのが検証されているにも関わらず、だ)

ともかく、僕はタバコも吸わないような人間で、大麻も吸ったことはないのだが、無知と欺瞞に覆われた日本の大麻事情について大いに疑問があったために、その改善のために活動するカンナビストの方と接触してみたのである。

カンナビスト北海道の代表はI氏(やましいことはないだろうけれども伏字にしておく)という男性の方なのだが、名刺をもらってビックリしたのは、I氏がなんと北海道内のある町で住職として働いているという点だった…!

「カンナビストの活動をしている人だって、きっと普通の人なんだろう」と思っていたが、住職というのはちょっと驚きだった…(ちなみに剃髪はしていなかったので、見た目からは分からない)

I氏の話しぶりなどは気さくな感じで、活動方針や内容などについて分かりやすく説明していただいた。その中で印象的だったのは「カンナビストはあくまで大麻取締法の見直しを求めているわけで、現在違法とされている大麻の使用を積極的に肯定しているわけではないのです」という内容だった。

I氏によれば、大麻の問題というのは人権の問題なのだという。

確かに、大麻の所持が禁止されており、違反すると厳しく罰せられるというのは(たとえ大麻が有害でなくとも)大多数の日本人にとって「どうでもいい」ものかもしれない。

しかし、「他者に迷惑をかけない範囲で使用される嗜好品が弾圧される」というのは社会一般にとっての問題なのである。 I氏はたとえとして、「もし砂糖の所持が法律で禁止されていて、砂糖の入っているお菓子を食べて刑務所に入れられるとしたらおかしいでしょ?」といっておられた。

それは甘いもの好きの人のみの問題ではなく、他者に迷惑をかけない範囲(公共の利益に反しない範囲)で、保障される個人の幸福追求権利の侵害にほかならないという意味で、社会全体で考えるべき人権問題なのだという。(もちろん、砂糖でなくでもなんでもいい。あなたの好きなものやことが法律で禁止され、それを所持したりすると罰せられるとしたらあなたはどう感じるだろうか?例えばロックのCDを所持することや、ゴルフをすることが非合法だとしたら?)

早い話が、さほど人体に悪影響のない(ということは自分のみならず他者に対して悪影響も少ない)大麻を国家とメディアが弾圧するのは間違いであり、その改正を求めるのは、単に大麻愛好家だけの問題ではない、ということだ。

実際に「カンナビスト北海道の活動メンバーは非愛好家がほとんどです」とも言っていた。 そのため、彼らにとって、大麻の問題というのは、日本の社会内での人権意識向上を目指すうえでの「試金石」であり、「大麻問題も解決しないで人権も何もあるか」ということだそうだ。

この話は非常に興味深かった。

また、大麻の健康上の影響とは別に、「まぁ日本で大麻を吸うのは精神衛生上よくないんだけどね」と言っていた。

というのは、日本で吸う場合はパクられる可能性が結構あるので、それにおびえながら吸うのではあまりよくないのだということ。確かに酒が法律で禁止されていたら、どんなにうまい酒でもまずく感じるだろうし、好ましい状態ではない。

ただ、だからこそ「大麻を吸わなきゃいい」というのではなく、それを非犯罪化するように行動するというのが筋だろう(それで屈したら、社会に変革を求める全ての運動は成り立たない)。

しかし、思ったのは、大麻愛好家と言うのは日本において必ずしも多くないし、全ての人権問題が繋がっているとしても、大麻以外の問題の方が緊急性が高そうな気がした。カンナビストは中心になって活動するスタッフが不足しているというが、自分の時間を費やして打ち込むほど重要かといったら、まだ疑問の余地はある。

まだ、分からないことがあるが、次回以降の会議などには参加してみたいと考えた。

〇参考

カンナビストHP

http://www.cannabist.org/index.html

「大麻取締法変革センター」→厚労省の「ダメ、ゼッタイ」キャンペーンの検証をしている

http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=13

大麻とは何か

http://www.asahi-net.or.jp/~IS2H-MRI/nani.html

Wikipedia「大麻」の項→かなり詳しい内容が書いてあるけど、消されそうだから気をつけて

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BA%BB

オバマ マリファナポリシー

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2009年6月 9日 (火)

大麻を30日吸い続けたらどうなるのか

ちょ、バカなんじゃないのかww

ミクシィの「マリファナ・マーチ」のコミュニティでこんなトピックを見つけてしまったw

ちょっと前にスーパー・サイズ・ミーというマクドナルドだけを30日間食べ続けたら人間の体はどうなるか?というドキュメンタリー映画があって話題になりましたが、これは30日間マリファナを吸い続けたら人間の体はどうなるか?というドキュメント映画ですw危険だからという理由で禁止されているマリファナだが、医療目的では合法とされている国が多いのも事実。大麻は危険なの? それとも危険じゃないの? 松嶋×町山 未公開映画を観るTV「スーパー・ハイ・ミー」

これは、日本で未公開のドキュメンタリー映画をみる、という企画の番組なのだが、まぁこの映画は日本じゃまず上映できないでしょうw

先日、大麻問題について取り組んでいる(というのはつまり「日本でも大麻をもっと認めろ」的な活動をしている)「カンナビスト」という団体の人から大麻問題について説明してあるチラシをもらったんだけど、大麻の問題と言うのは、単に「吸いたいやつが騒いでいて、警察はそれを取り締まろうとしている」というような単純なものじゃないということが書かれていた。

例えば、日本での大麻所持を罰する法律の妥当性があるのか、そもそも大麻は危険なのものなのか、マスコミの報道に問題はないのか、個人の自由はどうあるべきかといったような、様々な問題が凝縮されている。

日本人は、どうもドラッグに関する知識が足りないため、「大麻=ドラッグ=ダメゼッタイ」式の思考停止をしていることがよくあるが、それでは何も知らないのと変わらない。

何も知らないのに「イケナイ」と唱え、規制を強めることに同意しているというのはどう考えてもおかしい。

暇な人は、この動画を全部見てみたらいいんでないかしら。

まぁ大麻の害が少ないとは言っても、さすがに30日も吸ってたらやばそうな気はするけどね(普通、大麻愛好家でもそんなに毎日は吸わない。よくタバコよりも体に悪いという批判があるが、大麻はタバコよりも依存性が低いので、絶対量が少ないので害は少ない)。

松嶋×町山 未公開映画を観るTV#9 1/6 全画面再生をオススメする。

松嶋×町山 未公開映画を観るTV#10 1/6 こっちは後半。

コレ見ると、大麻吸いたくなるねw

まったく大麻解禁賛成だわ!

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