カテゴリー「就活くたばれ」の37件の記事

2011年2月20日 (日)

「いんないしゅうかい」やりますよ。

これは暇なやつは行った方がいいよ。なんか「参議院議員会館」に乗り込むなんて、考えただけでワクワクするじゃんw 

「院内集会」って聞いてもよくわかんなかったんだけど、議員会館で開くイベントのことらしいです。国会議員が来やすいから、そういうところに声を届けやすいんだとか。

東京の就活デモ実行委員会が主催していて、僕は調子が悪かったりもあって、ほとんど協力できてないんだけど(すんませんw)、ともかくこういうイベントはよいものである!ということで転載しておく。

以下、転載歓迎
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"就活"が抱える問題に関する院内集会のご案内

院内集会とは、議員会館内の会場で国会議員の方々に当事者の生の声を届けるためのイベントです。

不況の年にたまたま卒業しただけで就職できない!
新卒時に正社員になれないと「既卒」枠!
3年秋から就職活動が始まり勉強できない!
「シューカツ」に少しでも疑問を感じているなら院内集会にご参加下さい!
大学生はもちろん、高校生、社会人の方、どなたでも大歓迎です。

特に、「就活って何かおかしいんじゃない?」と感じている学生の皆さん!
具体的に「こうしたい」という代案がなくたって、問題を訴えていけば世の中は変わるかもしれない!一緒に国会議員に声を届けましょう!

【日時】2011年2月22日(火)18:00~19:00(開場17:45)
【場所】参議院議員会館 101 会議室
東京都千代田区永田町二丁目1-1
地下鉄各線「永田町駅」・「国会議事堂前駅」

【内容】 ※予定
・学生からの訴え
・有識者からのコメント
・国会議員含む来賓からのコメント

【ゲスト】
本田由紀さん(東京大学大学院教授)
雨宮処凛さん(作家)他

【参加費】無料

【服装】自由

【お申し込み】
参加をご希望の方は、下記メールアドレス宛に、ご所属(大学名等)とお名前をご連絡ください。当日はロビーにて通行証をお渡しいたします。

【ご意見募集】
院内集会でのご発言を希望される方は、進行の都合上、事前に内容をメールにてお知らせください。

主催:就活デモ実行委員会
電話:090-9450-4902
メール:syukatudemo@yahoo.co.jp
広報窓口:山本 記央(やまもと のりお)

http://syukatudemo.blog77.fc2.com/blog-entry-71.html

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2010年11月22日 (月)

就活くたばれデモ@札幌2010 「こんな就活もうイヤだ!!」呼びかけ文

いまさらながら就活くたばれデモのサブタイトルと呼びかけ文が出来たので、発表します。

いまさらながら転載歓迎ですw

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【就活くたばれデモ@札幌2010 こんな就活もうイヤだ!!】

早期化・長期化、うそつき合戦のES・面接、不透明な採用基準、地方格差、性別差別、学業を圧迫、なんだか自己啓発じみた就活セミナー、仕事のやりがい主義、やたら張り切る学生団体、商業化する就職イベント、リクルートスーツを着た学生の大群……

「就職氷河期」とやらを背景に、いまや大学生を中心とした就職活動=「就活」の現状は、なんだかとんでもないことになってしまっている。大学生の本分は、勉強・研究ではなく、就職活動になってしまったみたい。

「でも、この就活ってさ、なんかおかしくない?」……たぶん、あなたのそんな疑問は間違ってない。

日本の大学生の「就活」の現状は、新卒一括採用のようなものにしても、かなりグロテスクだし、別に合理的でもなんでも無い。本当はこんなことしなくたって済むはずじゃないの!?

と いうことで、昨年に引き続き札幌では、北海道大学などの学生を中心に、就活の現状に異議申し立てをするための「就活くたばれデモ」というデモ行進を企画し ました!昨年は、札幌と、それに共鳴した東京で。今年は更なる広がりを見せ、なんと全国同時開催(札幌、東京、大阪、愛媛)が決まりました。

就活デモ札幌の、主張の根幹にあるのは…

・  「もっとまともな生をよこせ!」

=不合理な就活システムで茶番を強いられ、さらには希望の無い労働市場にただブチ込まれるなんてウンザリだ!(もちろん、差別的な採用・雇用慣行についてもNO!)労働、教育、社会保障などを含めて、もっとまともな未来をよこせ!

・    「大学に自由を!」

=早期化が進む現在の就活の仕組みでは、自由に物事を考えるための勉強・研究よりも、「企業社会にいかに迎合し、適応していくか」ということの方が重要になりつつある。平日に選考があれば、講義も出られない!それって大学の自治としてもどうなの?そんな大学はNOだ!

これは、特定の機関に具体的な要求をするものではありませんが、就活の現状はおかしいし、それを積極的に変えることは決して不可能ではない、という前提でアピールをしていきます。「サウンドパレード」という形を通して、楽しみながら就活の問題提起をしていきましょう☆

☆詳細
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日時:2010年11/23(勤労感謝の日) 13:00集合→アピール開始、13:30出発、15:00終了(前後します)

集合:北海道大学 クラーク会館前
出発:北海道大学 正門
解散:大通公園 西4丁目

※参加費無料、雨天決行、服装自由(コスプレ大歓迎!)
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・どなたでも参加OKです。ただ街中で踊ってアピールをしたい!という方ももちろん歓迎。途中参加もできます。
・事前の連絡などは不要です!飛び入り歓迎!
・必要な持ち物はないですが、楽器やプラカード、目立つものなどがあると良いかもしれません。
・参加費は無料です。解散時にカンパをお願いするかもしれませんが、あくまで任意です。
・コースは事前に決まっています。コース画像を載せておくので参考にしてください。
・CDJを使ってのプレイになります。CDを持参して頂ければ何でも流します。当日はROCK,HOUSE,ELECTROなど色々とかける予定です。
・道路使用に関しては、事前に警察の許可をとっています。

今回のテーマは「就活」ですが、現在の就活について異議を唱えることは、「堅苦しくて生きづらい世の中なんてNOだ!!」ということにも繋がるはず。そうした不満や疑問を持っている方はぜひ!

就活に問題意識のある方も、就活について考えたことのない方も、どなたでも奮ってご参加ください☆

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☆(誤解を招きそうな点について)補足

就活くたばれデモは…
・就職すること、働くことを否定するわけではない
・就活している人を批判するわけではない
・「反就活」ではない(ただし、現行の就活システムは「くたばった方がいい」という認識)

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☆参考までに、就活の問題点リスト(一部抜粋)

・ 新卒一括採用→日本の就活を支える最大の雇用慣行。大卒時点で正社員になれないと、その後の挽回が難しい、一発勝負の不条理システム。

・地域格差(求人倍率の差、情報の差、交通費、時間)
→札幌なんかだと東京に面接受けに行くだけで、出費がバカにならない!

・  評価基準が不透明(「コミュ力」、「人間力」などなど、曖昧)
→なんで不採用になったかわからないから、落とされれば自己否定に走ってしまう

・  年齢差別、性差別、容姿差別
→欧米では、履歴書に年齢を書くこと、性別を書くこと、写真を貼らせること自体を禁止している場合もあるのに…

・  情報の一方向性(企業からの表向きの情報が大半)
→理想を抱いて入っても、結果はミスマッチで早期離職…

・   学業を圧迫→授業出れない。卒論にも集中できない…

などなど…

☆札幌 就活くたばれデモ@札幌

ブログ:http://blog.goo.ne.jp/tomato-saibai
アドレス:tomato-saibai@mail.goo.ne.jp

携帯:080-3532-6784(オオタキ)→当日の連絡はこちらに!

 

☆各地の連絡先など(おまけ)

〇東京 就活どうにかしろデモ(就活くたばれデモ@東京)
ブログ:http://syukatudemo.blog77.fc2.com/
アドレス:syukatudemo@yahoo.co.jp
ツイッター:@syukatudemo

〇大阪 ここがヘンだよ就活パレードin関西(就活くたばれ関西版)
ブログ:http://blog.livedoor.jp/kokohenshukatsu/
アドレス:kokohenshukatsu@gmail.com
ツイッター:@kokohenShukatsu

〇松山 就活したくないよぉ~☆パレード(就活くたばれデモ愛媛版)
ブログ:http://ehime-demo.jugem.jp/
アドレス:ehime.demo@gmail.com

〇mixi支部「就活がムカつく!」コミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4630019

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2010年11月12日 (金)

問題が燃え上がるとき、常に感性の火の粉が飛び散っている

 現在、就活くたばれデモの準備が着々と進んでいて、今日はデモの申請(というかデモコース調整)のために警察署に行ってきた。なんだか、去年やったときの担当者が僕のことをおぼえていて、「今の若い人は就職口なくて大変みたいだから、ガツンとアピールした方がいい」みたいなことを言われたw しかも「まぁここだけの話だから…」とか言われたので、こっそりここに載せておくw 就活くたばれデモは、警察官のウケもいいようであるw

 それはともかく…

 ここ最近、フランスでは高校生を含む若者が年金改革に反対してたり、イギリスでは学費値上げに反対する大学生たちが大規模なデモやら暴動(!)を起こしてるんだけど、日本では、ひっどい就職難(というか理不尽な就活システム)やら、ろくでもない労働環境やらがあっても、みんな大人しくしていて、これはなんなんだろうなぁと思ったりする。色んな人が指摘しているけれど、日本人は(特に若い人は)大人しい。これってなんなんだろう。今日はそのことについて、ちょっと考えてみる。

 僕がその理由、というか背景として考える事柄は(いくつもあるのだけど)、大きなものとして、感覚的な不満や疑問を口に出すことに、否定的な風潮というものがあるんじゃないか、と思う。つまり、何か不愉快な事柄や疑問があっても、それを「言っても仕方ない」として封印してしまうような感覚。

 今でこそ就活というものがはらむ問題点について、僕たちはだいぶまともな考察ができるようになってはいるけれど(たぶん前よりかはw)、就活くたばれデモを企画した当初から、就活というものの問題の所在をはっきりと見据えていたわけではない。

 

僕がデモ構想段階で考えていたのは、「就活ってなんかムカつくよね」というレベルのことだった。まわりの友人が、みんな就活のろくでもなさについて口々に言うので、「そうか、そんなにムカつくんだったら怒りをぶちまけてやろうぜ!」と思ったのだ。これがシンプルな理由。最初は、まだ就活を「問題」としても認識していなかったが、とりあえず怒りをぶちまけることにしたのだ。

 でも、こういう態度には批判が多い。就活デモについて、飛んでくるもっとも定番の批判は「代案はどうするの?(それがなきゃダメだよね)」というもの。これは、僕らが就活に関する確固とした代案を持ち合わせていないことを見るやいなや、途端に「ただのガス抜き」とか「ダダこねるガキと同じ」とか「そんなの大人は相手にしない」とかいう言葉を繋げていく。そして、そうした批判を投げかける人の心の中心にあるのは、「理性的であれ」という意識だったりする。つまり、「批判を行う以上は、冷静に理性的に分析し、問題の本質を見定め、そしてそれに対する代替案を提議しろ」という価値観。

 これを要求する、あるいは自明視しているやつらは、この国にはとてつもなく多いらしい。たぶん、僕らのデモを支持している人の中にも、「(代案はなくても)ただのワガママじゃなくて、ちゃんと考えて発言しているから、いいことだ」とか抜かす人はいると思う。「ただの感覚的な不満ではなく、理性的だから支持する」という態度。そこにある種の闇があるように思う。

 こうした態度は、「声を上げること」「行動を起こすこと」の全部じゃないと僕は思う。つまり、「理性的/冷静」に問題を分析し、提起する態度は一方で評価されるべきだけど、それ以外の「意味づけされない不満」を否定することはないんじゃないか、と

 それは理由がある。

 まず、行動しながら見えてくることがある、というのが一つ。特にデモの企画を人に話している段階で、非常に多くのことを考える機会があった。いろんな人に「就活に対する不満をぶちまけたい」(あるいは「ぶちまけてやった」)と話すと、それぞれの人がそれぞれの不満を話してくれる。それが集積されて、「不満・疑問」が「問題意識」に変わる。集まった仲間内で話している間に気付いたことも多かった。

 そして、その延長線上にあることだが、多くの人にアピールすることで、それだけ意見をもらい、考える機会が増える、ということ。たとえば、声を上げたことがメディアに取り上げられたりすれば、それについて反響がくる。その中には、僕たちの抱く疑問や不満をより上手い言葉で表現してくれる人もいるかもしれない。特に、こういう時にこそ、学者やら批評家やらのインテリさんに脳みそを稼動させてもらわないと困るわけである(あてにならない時/ヤツもたくさんいるわけだがw)。そして、そうした言葉から問題の本質や、その解決の糸口が見えてくる可能性も十分にあるのだ。

 つまり、「不満・疑問」という「感覚」は、それ自体が直接に問題を変えるというよりも、「問題意識」という芽を生やす種のようなもの、あるいは「問題意識」を燃え上がらせるための、火種・火の粉のようなものと言えるのではないだろうか。

 だから、僕はあえて言うのだけど、「こんなこと考えてもしょうがないよな」なんて言わないで、「もしかしたらこれって変えられる問題なんじゃ…」と思って、自分達の不満を口に出してみることにも大いに価値があるはずである。お利口さんになって、縮こまってもいいことないぜって話である。ウダウダ言ってないで街頭に出て、僕らのデモに参加しろってことだ。 以上!w

 


 





 (…なんていうお利口さんじみたことを書いてしまったが、感情を爆発させる・素直に表現することの最大の意義は、「たのしいから」ということに他ならない。感情を爆発させること全般は、「生産的w」でなくたっていいのだ。「ストレス発散、ガス抜き上等」である。ただ、一ついえるのは、その際に自分の体や心を痛めるよりかは、表にぶちまけてやった方がスッキリする部分はあるぜ、ということ。そして、なるべくなら人を傷つけないような形でやることが望ましい。だから、ぶちまける矛先については考える余地があるかもね。その辺は宿題。みんなも考えてね)

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2010年10月27日 (水)

就活がくたばるか、あるいは僕たちがくたばるか。(就活くたばれデモ2010!)

 さて、今年もなんだかんだ言っているうちにもう10月終わりになってしまった。昨年、就活くたばれデモを企画してから、もう1年近く経とうとしているなんて、早いような、そうでもないような。

 昨年、無謀にも「就活くたばれデモ」なる企画を実行してから、じわじわとかなりの反響があった。まず、東京にデモが波及したこと。雑誌やら新聞やらの取材を何件か受けたこと(週刊金曜日にいたっては表紙を飾ってしまったw)。「就活のバカヤロー」という本の著者である、石渡氏と、イベントで同席する機会があったこと。それから、先日の阿佐ヶ谷ロフトでのイベントにゲストとして呼ばれたこと(あとはこまごまとしたところで、インタビューを受けたりということもちらほら)。

 僕らの件とは別に、メディアなどでも大学生の就活を取り巻く状況について、アレコレと報道されることも増えたように感じる。また、就活の問題点の一つとして、「新卒一括採用」のシステムにメスが入れられるような対策も見え始めている。一年前、デモを企画した時点に比べて、問題が少しずつ認知されてきたような、そんな感もある……

 しかし、そう簡単には問題が解決するはずもなく、今年も続く「就職氷河期」状態は、一部の「勝ち組」(その実態がどれほどのものかは置いておいても)と、多くの就職留年学生、ワーキングプア、ニート、ブラック企業の奴隷を量産しようとしている。なんだか、ろくでもないことばっかりじゃないか。

Photo_3

 ということで、今年も就活に対する異議申し立てをし、不満をぶちまけるためにデモをやることにする。たぶん11月23日(勤労感謝の日)にやる予定。

 まだ、呼びかけ文は出ていないが、現時点で既に札幌・大阪・松山(愛媛)での行動が決定している!そして、まだ正式決定ではないが、東京でも同時行動するための準備が進められている。すごい!もはや全国的な規模になっているじゃないかww

 全国各地で、同時行動を起こす人達が出てくれば、「若いやつだって大人しくしてるわけじゃないんだぞ!」というメッセージを、社会に対してより強く発信できる。「まったく今の若いやつは大人しいから、こき使うのに都合がいいなぁ」などと偉そうにふんぞり返っている連中をビビらせる効果は十分にあるんじゃあないかと思う。今の若い人はデモなんかしないから、逆にその中であえてデモをするやつはマジなのだ。人数の多寡に関わらずビビるに違いない!

 もちろん、デモをすることで「すぐに何かが変わる」とは考えづらい。現実はそんなに甘くないことは承知だ。しかし、黙ってじっとしていることで物事が変わることは、もっと期待しづらい。そもそも声をあげる人間がいなければ、どんな問題でも政治的には「ないもの」とされてしまうのだ。

 だから、不満や疑問を声にするだけでも、大いに意味がある。これは間違いない。そして、デモをするというのはとても楽しいことだ(そもそも僕が就活くたばれデモを最初にやりたいと思ったときの動機は、「デモがしたい!」という子どものようなものだったということはここでは秘密にしておくが)。 自動車が交通するためだけのモノに成り下がった道路を「公道」(公的な機能を持った道)として捉えなおし、一時的な解放区を作るデモという手法はもっと見直されてもいいはず。楽しいことはいくらでもやった方がいい。あ、今年の札幌でのデモはサウンドデモをやる予定。DJ募集中w

 ということで、「自分も就活に異議申し立てするための行動に協力したい!」という人は、ぜひ一緒に作戦を立てましょう!

 主張する内容については、これもっと詰めていこうとは思うけれど、基本的には「アンフェアな就活の制度」についてフォーカスを当てて主張していくつもり。たとえば、新卒一括採用、就活の早期化・長期化、地域格差、「コミュニケーション能力」の偏重などなど…(このあたり、就活の制度的な問題点は挙げたらキリがない)

 まだ、各地での正式な連絡窓口は立ち上がっていないけれど、僕は各代表の連絡先も把握しているので、メールなどをもらえたら、紹介したいと思います。ぜひ、就活の不合理な現状を変えるために、一緒に行動を起こしましょう(他にも、他地域で「こっちでもデモをしたい!」という人がいれば連絡ください。全面的にアドバイス・サポートなどします)。

 〇札幌の就活くたばれデモ窓口はこちら↓

就活くたばれデモ実行委員会@札幌blog http://blog.goo.ne.jp/tomato-saibai 

→mixiコミュニティ 就活がムカつく! http://mixi.jp/view_community.pl?id=4630019

→メールアドレス tomato-saibai@mail.goo.ne.jp

→電話 080-3532-6784 (オオタキ)

※IDに「tomato」と入っていることに深い意味はありませんw

〇おまけ (去年のデモ告知でも載せた、東京のインディーズメーデーの動画) この動画好きなんだよなーこんな感じになったらその時点で勝ち。

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2010年9月18日 (土)

10月2日に、阿佐ヶ谷ロフトでイベントするよー

 今度の10月2日(土)、東京の阿佐ヶ谷ロフトというところで開かれるイベントに、なぜか僕がゲストとして参加のお誘いを受けたので、その告知をしておく。もっと早く告知しようと思っていたのだけど、気付いたらもう10日前ぐらいになってしまっていた。あわてながら掲載。

氷河期世代ユニオン presents
考えよう、若者の雇用と未来~働くことと、生きること~

かつて、就職氷河期と呼ばれた時代に社会に送り出された若者たちの多くは、限られた選択肢の中から不本意な就職先を受け入れ、2008年以降、再び訪れた不況と同時にその職を追われました。
総務省が今年5月に発表した調査によると、2010年1-3月期の完全失業者数は332万人、うち1年以上の完全失業者は114万人という結果が示されています。
年齢相応のキャリア形成もままならないまま職を追われた若者たちは、既に「若者」と言える年齢からも遠ざかり、新たな就職先も見つからないまま、未来に希望を見い出せないでいます。

一方、企業の新卒採用に乗り遅れれば後が無い学生たちは、
年々、早期化・長期化する「就活」に追われ、大学も、そうした風潮を後押しし、就職予備校と揶揄されるほど、学生の就職率アップに躍起になっています。
果たして、これまで私たちが目指してきた社会とは、こうした不公平で息苦しい社会だったのでしょうか?
いま、改めて問い直さなければならない、働くことと、生きること・・・とは?

【第1部】 氷河期世代の苦悩
求人広告、履歴書、職務経歴書、職業訓練のほか、年齢、学歴、性別、容姿などの差別をキーワードにトークセッション

【第2部】 「就活」の現在(いま)
新卒一括採用、エントリーシート、自己分析、インターンシップ、自己PR、企業説明会、大学の就職予備校化、就活の早期化と長期化、リクナビ・マイナビ、交通費などをキーワードにトークセッション

【第3部】 働くことと、生きること
働くことと、生きることをテーマにトークセッション

【司会】
荻上チキ(批評家)
【出演】
雨宮処凛(作家)
赤木智弘(フリーライター)
山内太地(大学ジャーナリスト)
ペペ長谷川(だめ連)
大友秀逸(加藤智大被告の元同僚)
清水直子(ライター・フリーター全般労働組合)
塩見孝也(元赤軍派議長)
増澤諒(就活生の本音フェス実行委員会代表)
大瀧雅史(就活くたばれデモ@札幌・首謀者)
AT(氷河期世代ユニオン)ほか ※ 敬称略

10月2日(土) OPEN18:00 / START19:00
前売¥1,500/当日¥1,700(共に飲食代別)

問合せ : hyougakisedai@gmail.com
主 催 : 氷河期世代ユニオン
URL : http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi?year=2010&month=10
Twitter:#hyougakisedai
※当日はニコニコ動画によるライブ中継があります。
※出演者は都合により変更になる可能性があります。
前売りチケットは8月25日よりローソンチケット【L:31740】
当店のウェブ&電話にて販売開始

 スケジュールが載ってるロフトのページはこちら→http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi?year=2010&month=10

 本来であれば、このイベントの僕の座は、「就活のバカヤロー!!デモ」を企画した早稲田のHくんが出る予定だったのだけど、彼がこの日に外せない用事があって、僕が代打として依頼されたのである。それから、僕とこのイベントを企画している氷河期世代ユニオンの小島さんが知り合いだったことも理由。まったく知らない人から依頼が来たわけではない。

 にしても、友人にこのイベントのことを話すと、このそうそうたるメンツに「すごいじゃないか!」といわれたりするんだけど(そして実際すごい人ばっかりなんだけど)、僕はテキトーなので、あまり深いことは考えていないのである。色んな人と色んな話ができたらいいかな、なんて。ちなみにこのイベントはそれぞれの部で「メインステージ」と「サブステージ」の二つがあり、僕は第二部のメインステージと、第三部のサブステージで登壇する予定。

 ちなみに、上のゲスト一覧のところに、「就活生の本音フェス実行委員会代表」という肩書きの増澤さんという人がいるのだけど、この「就活の本音フェス」というイベントはつい先日、東京の代々木公園で行われたもので、主旨は就活に関する本音を表現すること。もっと直接的には「就活に対するネガティブな思い」を表現することが目的とのことで、新卒採用にブチ切れる茂木健一郎氏などゲストとしてを呼んで開催された。

 このイベントについては、「就活の問題提起をする」という点ではとてもいいことだと思うけれど、就活ビジネスで儲けてるようなセミナーのやつらを呼んでて、果たして本音がぶちまけられるのかなど、少し疑問なところもあった。僕だったら、「俺はお前らが気に食わないんだよ!」と(就活セミナーの輩に)ヤジでも飛ばしたくなると思う。 まぁ直接、参加したわけでもない僕に偉そうなことが言えるわけじゃないんだけど。企業から協賛などをもらって、開催していることについて、僕の知り合いは、「資本主義の匂いのするイベント」などと冗談を言っていたw まぁ僕とはちょっと毛並みの違うような印象は受けた。 (ちなみに茂木さんの録画した動画を見ると、茂木さんは歯に衣着せぬ本音を言いまくっていて、それはそれで面白いw →就活生の本音フェス(1)2010年9月14日 まぁ彼はかなり上から目線なので、それは気になるけどね)

 いや、印象論で「なんか違う」とか語るのはよくないんだけどさ。。

 

 ただ、この増澤さんに関しては、「いったいどんな人なんだろうか」と僕はかなり興味を持っている。雨宮処凛さんにコンタクトを取って、インタビューしてもらうぐらいだから、どこか僕とも近いセンスもあるのではないかと想像したりする (参考→ 雨宮処凛がゆく!「新卒」至上主義って変じゃない? 〜「就活」不条理劇場〜 その1。の巻

 まぁともかく、阿佐ヶ谷ロフトのイベントでは色んな人がゲストとして来るので、できれば多くの人に、当日足を運んでもらえたら嬉しい。東京のイベントなので、難しい人も沢山いると思うので、そういう人は、(上の告知にも書いてあったけど)ニコニコ動画での生中継を見てみてくだされ(URLはよくわからないので、また更新するかツイッターででも告知したいと思う)  →URLはこちら http://live.nicovideo.jp/gate/lv27956361

 下の窓からも見れるらしい。。

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2010年9月17日 (金)

内定ブルーと、就活「後」についての雑感

 昨年の就活デモ以降、付き合いのある友人がmixiの日記で、就活以降の「内定ブルー(いざ内定は決まったが、それについて色々不安になったり葛藤したりするやつ)になった気持ちを書いてて、おもろかったので了解とって転載( 「研究してる思想家の名前出すと、個人が特定されるかも」っていう本人の要望で一部伏字になってる)。ちなみに彼のツイッターアカウントはこれ→@shoppon http://twitter.com/shoppon (かつてこのブログで「くたばれリクルート」に転載した、合同説明会のルポを書いてくれた人)

内定が決まってからというもの、今までに経験したことのないほどの拘束感に苛まれている。定期的にレポートを企業に提出しなければならない し、在学中なのに数回会社訪問もしなくてはならない。しかし、個人的にもっとやっかいなのは、そういった物理的なタスクよりも、心理的な違和感だ。企業、親、周りの無言の視線・期待・圧力。「もう馬鹿はできない」という自己制限とか。

 私は不器用で馬鹿な人間なので、学生としてのアイデンティティと、企業人としてのそれを同時に共存させることができない。だってよく考えてみてもらいたい。××××××だぜ?ド変態のネクラ思想家を研究してるやつが、どうして学生時代に企業人としてのあり方を内面化できるんだろうか。例えば、内定者懇談会なんかで「×××は真理である」とか言ったらそれこそあらゆる意味で「終わり」そうだけど、俺正直言いそうだもんw。だって俺そういう人間だから。内定ブルーの本当の原因って、自己束縛との戦いにあるのかもしれないと、思った。
 
 
 しかし、ある種のメンタリティをもつ人々にとって、もしかしてそれはとても心地良いものなのかもしれない。フロム言うがごとく、人間は自由を欲 しはしないのである。ちんちんぶらぶらした不安な学生生活よりも、カチッと未来に方向づけられた拘束された生を望むのもまぁ、分かります。 でも、

 「学生と社会人は違いますから」
 「学生は甘えですね」
 「学生の世界は狭い」

 とか、まだ学生にもかかわらず、したり顔でそんなこと言うやつは相当信用できない。そういうやつには「現在の自己を否定して、君は幸せなのか」 とまず問いたい。学生のあり方の可能性を狭めているのは、他ならぬ君自身ではないのか(おんなじ意味で、最近流行りの「夢に日記を付ける」とかいう行為にもなんか気持ち悪さを感じる)。

 今を生きる。とか言いたくないけど、少なくとも、現在の自己を真っ向から引き受けないなんて卑怯なんじゃないか、とすら思う。要は今学生なんだから、好きなことさせろ、って言いたいだけなんだけどね。暴れさせろってことなんだけどね。青春返せ。

 就活で苦戦して「もうどうにもならん」ってなってる人からすれば「内定出てるんだからいいじゃん」となるかもしれないけど、それでもこういう風に悩むのは普通のことだと思う。ていうか入社の一年も前に内定が決まるんだから、悩まないほうが変だろう。

 大体にして、まだ学生として大学に所属している若者に卒論やら修論やら、その他色々の事柄をする時間を奪って、うんこみたいな課題をやらせるというのは一体なんなんだろうか。他の友人は、「入社までに取らないといけないんだよー」と簿記2級なんかの勉強をしている。就活の準備エセインターンやら、企業研究、SPI対策などなど)、就活の本番(筆記試験、面接などなど)でただでさえ時間を取られてるのに、就活が終わった後もこれである。学生はいつ学べばいいのだ(企業のやつら、いい加減にしやがれ)

 彼が上の文章で指摘している「精神的な順応」への違和感というのはよく分かる。これは確かに気持ちの悪いものがある。企業社会の価値観への適応力が高く、またそこに進んで「洗脳」(という物騒な言葉をあえて使ってみる)されたがるような人間にとっては、就活の価値観は必ずしも悪いものではないのだろう。彼らにとって、大学の教室で学ぶべきことはさほど重要でなく、「人脈づくりw」と「自己投資w」、そして「自己啓発w」に余念がない(学外で色々な人と関わったり、経験したりすることはとても大切だが、ビジネスだけが世界の真実ではない。ひとまず「企業人=社会人」のような偏った価値観を壊す必要があるんではないか)
 で、まぁそうした価値観に適応できるやつはよろしい。しかし、そうした価値観に拒絶反応を起こすやつや、「なんとなく乗り気になれない」やつだって確実にいるのだ。というか、そもそも大学とは、ビジネスパーソン向けのメンタリティーを養う場所ではないのだから、それももっともなことだ。哲学やら芸術学やらのどうしようもない学問(←誉め言葉)に精を出している人間が、突如として、ビジネスのことを目を輝かせて語り出したら、この世の終わりのような居心地の悪さを覚えるではないか。会社人間のような語りは就職してからやれ。

 僕の周りの人や、僕がtwitter上でフォローしている人を見ていると、就職が決まらずに疲弊している人は決して少なくない。「コミュニケーション能力」などという、何かを示しているようで何も示していない、曖昧模糊とした指標で自分を売らなければいけないのだ。うまくいかなくて悩むのは至極当然のことだろう。僕のような、就活をさんざんこき下ろして、人生なめてるようなクソガキが就職できないのは、まだいい(いや、良くないんだけどしかたねーよw)。マジメに、将来のために就職しようとして努力している人間が、それでもどうにもならずに、自分を責めたりしなきゃいけない状況はやっぱりおかしい。

 今年の8月の時点で、「大卒就職率60.8% 8万7千人が進学も就職もせず」なる記事が出ていたけれど、ここに卒業しないで就職留年した人の数と、それから就活がうまくいかなくて大学院進学を決めた人も加えたら、一体どのぐらいになるんだろうかね。 就職氷河期の時って、「まぁ卒業してからでもなんとかなるんじゃなーい」ってなことを思ってた人もいるかもしれない。でも、「新卒」と「既卒」の間に、どうやら超えられない壁があるらしいということが、(ロスジェネの方々の犠牲の上に)判明したので、「新卒カードを逃してはいけない」って就職留年する人も、絶対多いだろう。単純な報道の数字だけではよくわからないが、とにかく悲惨な数に違いない。

 全く、就活なんてクソすぎる……あれ、そういえば新卒要件緩和の話(「大学卒業してから3年は新卒扱い」にするってバカな提案)って記事書いたっけ…(久しく ブログ更新してないから書いてないような気もする)。あれも、もちろん今よりかはマシな提案だけど、問題の根本的な解決にはなってない。新卒だけを特別扱いすること自体が奇妙な話なんだから、それ自体廃止したほうがいい。もっと大きく制度を変えないといけないんだよ。「じゃあどうするんだよ?」って偉そうに聞いてくるやつもいるけど、お前も一緒に考えろ!これは大学生だけの問題じゃねーんだよ!

 まったく、就活のことを考えていると、不愉快な気分になるのだが、いつにも増して駄文を書き散らかしてしまった。テラ氏はる氏のようなスマートな文章が書きたいと思ったけど、人にはそれぞれの性質があるような気がしてきたから、別にいいw ていうか、僕もマトモに書こうとすれば、アジテーションじみてない文章も書けるんだけどさ。まぁそれもどうでもいいや(こうしてO瀧は人から危険人物のようなレッテルを貼られるのであった)

 言いたいことは一つで、要するに「就活はクソだから、さっさとくたばれ」ってことだ。以上! 終わりだ終わりだ!

(動画はイメージです。本文とはほとんど関係ありません)

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2010年8月24日 (火)

就活と、就活デモのことをかんがえるための本

 かなーり前に東京で就活くたばれデモをやったとき、使ってたMLで流したメールで、参考になりそうな本を色々載せたものがあった。で、せっかくなので、今更ながらここに載せておこうと思った(微妙に加筆・修正してある)。内容は「就活と、就活デモのことを考える上で参考になりそうな本」。ここに載ってる本を色々読んでくれたら、僕がデモをした理由も少しは分かってもらえるんじゃないかしら。

 まずは雇用システムとか、そういう事について考える本から…

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) Book 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

著者:城 繁幸
販売元:光文社
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3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書) Book 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)

著者:城 繁幸
販売元:筑摩書房
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 いわずと知れた氏の著作。「日本型雇用」が現在の社会の中でどのような弊害を生んでいるかについて書いている。やや誇張されている感もあるけれど、年功序列・終身雇用の問題点について知るためにはとりあえずいいかも。

 ただ、個人的にはこの人の考え方はあまり好きではなくて、「3年で辞めた~」の方は、「竹中・小泉式の新自由主義プロパガンダか」と思うような記述も多々あり。
 この人は、若者の見方のフリをして「フェアな競争を」(若者にも均等のチャンスを)と主張しているのだけれど、それだけで話が終わってしまうと(社会保障などに関する話が出てこないと)、絶え間ない競争社会になって、結局生きづらくなるだけなんじゃないかと思う。僕のモットーは「ダメ人間でも生きられる社会を」なので、ちょっと相容れないところがあるのは確か。 
 

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書) Book 反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

著者:湯浅 誠
販売元:岩波書店
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格差社会―何が問題なのか (岩波新書) Book 格差社会―何が問題なのか (岩波新書)

著者:橘木 俊詔
販売元:岩波書店
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 数年前からメディアなどでよく使われるようになった、「格差」「貧困」といった概念について、何が問題なのか、本当に格差や貧困は広がっているのか、といったことについてデータなどを取り上げ解説しており、こうした問題について知るための入門書として非常にとっつきやすい本。
 野宿者の自立支援活動に関わっている湯浅氏は、個人が持っている精神的・経済的余裕のことを「溜め」と表現し、それが人によって異なるために同じ出来事に遭遇しても一気に転落してしまう人とそうではない人がいることを説明しているが、これは就活においても、同じ問題が潜んでいると僕は確信している。ちなみに、このブログではあんまり書いたことないけど、僕が雇用やら福祉のことやらに問題意識を持つようになったのは、僕が関わっている野宿者支援活動が背景にある

 小泉・竹中式の「構造改革」がこの国に何をもたらしたのか、その流れはどこから始まっているのか、そうしたことも見えてくるはず。社会保障や貧困系の本は、岩波新書からたくさん出版されていて、「ルポ貧困大国アメリカ」(堤未果)や「生活保障」(宮本太郎)、「生き方の不平等」(白波瀬佐和子)なども読むとよいかも。

就活のバカヤロー (光文社新書) Book 就活のバカヤロー (光文社新書)

著者:大沢 仁,石渡 嶺司
販売元:光文社
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 ウワサの石渡氏の本w
 学生・大学・企業・就職情報会社、それぞれのプレイヤーが「就職活動」のあり方にいかに踊らされているか、就職活動がいかに問題点を抱えた茶番に成り果 てているか、ということを提起した画期的な本。なんだか学生をバカにしたような部分があって、「それは違うんじゃねーの」と思う部分もあるんだけど、就活 について考えるためには、とりあえず読んだ方がいい。

 で、この辺からやや方向転換して「社会運動を起こすこと」について考えてみるような本を…

 
貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法 Book 貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

著者:松本 哉
販売元:筑摩書房
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はじめてのDIY 何でもお金で買えると思うなよ! (P-Vine BOOks) Book はじめてのDIY 何でもお金で買えると思うなよ! (P-Vine BOOks)

著者:毛利嘉孝
販売元:ブルース・インターアクションズ
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ストリートの思想―転換期としての1990年代 (NHKブックス) Book ストリートの思想―転換期としての1990年代 (NHKブックス)

著者:毛利 嘉孝
販売元:日本放送出版協会
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 上から順にいこう。松本哉(はじめ)氏は、東京・高円寺にあるリサイクルショップ屋「素人の乱」の店主で、非常にユニークなスタイルのデモや運動(?)を繰り広げている台風の目のような存在。路上で鍋をするだとか、貧乏人の解放区を作り出すために選挙に出馬して合法的に騒ぐとか…とにかく破天荒な生き方に、価値観を広げられることうけあい。個人的には、この本が出てすぐに購入し、「知人・親戚に配ってまわりたい!」と思うぐらい感銘(?)を受けたヒット作だった(実際に配ったら、たぶん大顰蹙を買うw)。
 この本については、また別のエントリーで取り上げようかなと思う。本当に面白いので、死ぬまでに読んだほうがいい。ちなみに北大の図書館(北分館)にはなぜか3冊も置いてある。グッジョブすぎるww

 で、次。毛利嘉孝氏は、東京芸大の准教授で、文化と政治の融合などについて研究している。いわゆる「カルチュラル・スタディーズ」の研究者。新しい運動の様子を紹介したり、そうした運動の流れをパンクやレイヴなどの文化的な歴史を通して解説している。
 「はじめてのDiY」は単行本化もされているけれど、もともとはネット上のサイトに連載されていたのものなので、ほとんど同じものがネット上でも見れる(書籍の方が、内容がまとまってて分かりやすいし読みやすいので買うことをオススメ)。これも「価値観変わる」系の本。
はじめてのDiY http://blog.fujitv.co.jp/takeshi_diy/M200604.html

 また、「ストリートの思想」とは、「文化」「政治」「思想」の融合したある新しい形の「運動=政治」のこと。そうした運動が生まれた背景には、資本主義の浸透(進行)を前提とした社会やメディアの「スペクタクル化」があるのだが、実は「大学の就職予備校化(≒政治的ラディカルさの後退)」もその流れに沿ったものだというのは、就活を考える上でのポイントでもあるはず。
 これは上の二つよりも硬派で、比較的読み応えがある。

 三冊とも、既存の左翼系運動や政治運動とは一線を画す形で生まれた、新しい形の「運動」の動向を知るためにの最良の本だと思われる。

フリーター労組の生存ハンドブック―つながる、変える、世界をつくる Book フリーター労組の生存ハンドブック―つながる、変える、世界をつくる

著者:清水 直子,園 良太
販売元:大月書店
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 東京で活躍するフリーター全般労組(個人でも加入できるユニオン)の方が編集した本。前半は労働法に関する知識や、社会保険や労災、労働組合などの利用の仕方が書いてあり、後半では社会の矛盾に立ち向かうために、仲間を集め、行動を起こす非常に実践的な話が書いてある。

 この本のキャッチコピーは死ぬな、読め!というもので、社会のあり方に絶望して死んじゃう前にやることがあるよと教えてくれる。僕も札幌でデモをする際に参考にした、とても便利な本。行動を起こす人にも、起こさない人にも、これを読んで色々考えて欲しいと思う。

フランス ジュネスの反乱―主張し行動する若者たち Book フランス ジュネスの反乱―主張し行動する若者たち

著者:山本 三春
販売元:大月書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 2006年と2007年、フランス全土で起こった暴動と、政府の方針へ反対する運動の顛末を記録したノンフィクション。問題の火種は、政府が提出した若者に対する不安定雇用法案(CPE)。これが可決されてしまうと、若者はいっそうの不安定な生活を強いられるということで、大学生を中心に全国的な反対運動が起こった。フランスでは若者の失業率が非常に高く、その解決策(全然、解決策になってない)として細切れの不安定雇用(プレカリテ)を押し付けれらそうになったために、怒りが爆発したということ。

 これを読んで僕はけっこう感動したのだけど、フランスでは若者が抗議行動としてターミナル駅の線路上に200人ぐらいで座り込みをして電車を不通にしたり、道路を通行止めにして車を揺さぶったりしても、駅にいた乗客やドライバーは「こんなに若者を怒らせる政府が悪い」と考えて、若者たちの行動を責めたりしないらしい。挙句、警察に線路を占拠した若者が駅から退去されられるときには、駅にいた人たちが彼(彼女)らを拍手で見送ったとか。

 まったく日本なんかにいると、「社会のあり方や政府に盾突く=人に迷惑をかける困ったちゃん」みたいに捉えられるようなふしがあるけれど、このフランスの若者の毅然とした態度を見れば、実は日本がうんこみたいなろくでもない国だということがよく分かる。行動を起こして異議申し立てをするのは、民主主義が認められている国だったら正当な権利行使なのだ。

 日本における政治運動に対する理解のなさを再考するためにも参考になるし、読み物としても面白かった。買うと高いので、大学の図書館にでも買わせるのがベストですなw(ちなみに北大の図書館には置いてある)

 とまぁ、色々雑多な(しかし偏った)本を紹介したのだけど、参考になりそうな本はまだまだ山ほどある。BI(ベーシックインカム)の本とかね。もしほかにオススメの本などあればぜひ教えていただけると、とてもありがたい。

 僕も大して読書量が多くないので、こういう紹介をする時は、読んでる本がどんなもんかバレてしまって困るのだけど、それでも少しぐらい読書してれば、いかに今の就活がおかしくて、それについて誰も表立って反対しない今の日本の現状がいかにおかしいかといことが分かる。逆に言うと、今の就活の現状についていっさい問題意識がない学生っていうのは、単なるバカなんじゃないかと思う(こういう乱暴な言い方はあんまりしないようにしてるんだけど、それにしたって就活を全力で肯定する学生はおかしいと思う。ちなみに問題意識があっても、行動しない人を責める気はない)

 それから、紹介したいけど(めんどくさいなどの深刻な理由により)紹介できていない本もあるので、また機会があれば色々載せたい。

 ちなみに、僕がダントツでオススメしたい本田由紀著「軋む社会」は、いま手元になくて、うまく紹介できるか分からないので、また今度エントリー書くことにする。いや、ホントにいい本なんだけどね。なんで家にないんだろ…w

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2010年8月13日 (金)

栄養たっぷりの道草を食わせろ (もぎツイートへの感想)

 で、前回の茂木氏のツイートに関する僕の感想。

 僕は、「企業において活躍できる人材」などというものを養成することについて、基本的に興味がない。そもそも「人材」なんていう言葉自体が全然好きじゃない(東京で就活くたばれデモをやった際に、「私達は人材じゃないぞー!私達は人間だぞ-!」というコールを叫んだら、参加者の一人から「あれは良かったです」とコメントをもらった。イェイ)。だから、「今の就活システムを続けていると、企業において「活躍できる人材」が育たない」という意見にはそのまま賛同しないのだけど、でもそれと極めて近いところで、僕も問題意識を抱えている。

 それは、何かと言うと「今の就活システムが大学に深く根を張っていると、つまらない人間しか生まれない」ということだ。

 人間が幅広い視野を備えたり、創造的な活動を実践するには訓練がいる。専門的な知識を身に付けるのは一朝一夕ではままならないし、深い人間関係を構築し、多様な人と付き合い、経験を重ねるためには時間がかかる。そうした知識や時間や経験の積み重ねの上に、人間は「その人らしさ」を備えうるし、人間としての「深み」なんていうものを身につける。実際、僕が接していて「おもしろいなあ」と思うのは、多様な経験をしたことに由来する寛容な価値観を持っている人である。

 で、僕が思うのは、そういうものは結果として、企業において「優秀である」と認められるような能力を養成するのではないか、ということだ。あくまで、おまけのような感じではあるけれど。また、アカデミックな現場、もしくは社会的な活動の現場においても能力を発揮できる人に求められる能力というのも、必ずしも大きく変わらないのではないか。様々な経験に裏付けられた人々が、それぞれの個性を発揮する。それが社会の多様性の意味するところのはずだ。

 しかし、いまの大学は全くそうではない。いや、それどころか、その対極にあるといっても過言ではない。

 いま、大学生の生活というのは、ある意味「悲惨」でさえあると僕は思う。勉強したくて大学に入学したはずなのに、早いうちから就職のことについて考えることを求められ、「就職に有利になるか」などということを意識しながら、サークル活動や所属する研究室を選んだりする。

 私立大学などであれば、学部1年生の時点から、「キャリアなんとか」のような授業が設けられ、自分の将来について考えることを強いられることが珍しくない。僕の在籍する北大文学部でも、今年度は既に学部2年生向けに就職ガイダンスが開催された。大学に入り、専門の勉強すら始まる前から就職のことを意識させられて、それで無邪気に自分のやりたいこと(勉学でもサークルでもその他でも、なんでもいい)に没頭できるだろうか。就活のことを強く意識させ、若者を従順な人間に作り変えるというのは、本当に就活の罪深いことの一つである。ちょっと前の学生みたいに、何年も何年も在籍して、その分色んなものを吸収していくっていうのも悪くないじゃないか。

 早い話が、今の大学というのは「直線的な人間」しか養成できないのである。目的があり、そのための過程を逆算して計画を立てる。わき道に逸れたり、道草を食ったり、ちょっと興味のわいた「どうでもいいこと」に全力投球することも出来ない。ありふれたアルバイトと、ありふれたサークル、そこそこの成績とそこそこの社会への関心を持って企業のもとで働くことになるのだ。

 嗚呼、なんという金太郎アメ工場…!!

 ちょっと極端な書き方をしたかもしれないけれど、それが今の大学の姿のだと思う。とにかく、早いうちから就活なんていうものに学生を駆り立てて、将来有望な若者が、「世界の多様な姿」を見ることを妨げるようなことなんて、きっと誰も得しない。バカバカしいことはさっさとやめた方がいい。就活なんて茶番だ。大学から追い出せ。以上。 

 (ホントは「認知資本主義がどうのこうの」ということも書こうと思ったのだけど、それはまた別の機会にでもしよう。僕は本質的には資本主義の論理なんてどうでもいい。でも、それに則ってみても今の大学や就活はバカげてる。本当にわけのわからない話だ)

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2010年8月10日 (火)

脱「忙」。それから、もぎ、ほえる

 最近まで、なんだか知らないが忙しかった。

 7月中は予定がけっこう入っていて、月末締め切りの課題は提出間に合わず、しかし大学5年生にもなると神経が図太くなるので、締め切りを過ぎて提出した(そして受理された)。ちなみに、テーマは(なぜか)有機農業の流通について。比較地域社会学なる授業の課題であった。この課題作成のために調べた有機農業に関する知識を、このブログで披露してもいいけれど、いまは気がむかないのでやらないことにする。
 でも、農業というか食の未来について考えることは、日本や世界のこれからを考える上でも、とっても大切なんじゃああるまいかなどと考えながら日々を過ごしている(むにゃむにゃ)

 まぁそれはともかく…

 課題に圧殺されて、「嗚呼、自分はこんなことにばかり時間を費やして大学生活を終わらせたくないのだ」などと思って、ブログの更新をしたいと思ったときは何度かあったのだけど、結局、時間がなくて後回しにしてしまった。

 そのくせ、更新する時間ができると、「あれ、自分は何を書きたかったのだっけ」と思うようになるので、本当にタチが悪い

 で、ともかく放置気味のブログを更新しようと思っていたら、ちょうどいいところで面白いネタを見つけたので、それを題材にしてみよう。懲りずに就活について。

 僕は長文を書くのがだるいせいでブログは放置していたのだが、twitterは普段から利用している。思いついたことをその場で文字にできるtwitterというツールは、思いついたことをその場で人に伝えたいと思う僕の性にはとても合っている。そのため、毎日、暇さえあれば携帯でぴこぴこと文字を打っているのである。

 で、そのツイッターなのだが、その個々のつぶやきや、ユーザー間のやり取りをまとめた「togetter(トゥギャッター)」なるサービスもある。これは、一定のテーマで個々バラバラのつぶやきを集約したもので、ユーザーが自由に利用することが出来る(つまり、自分が「このテーマでまとめよう」と思ったら自由に使えるのである)。著名人がツイッター上で論争していたりするとすぐに、誰かが「とぅぎゃり」だすのである。

 で、前置きが長くなったが、つい数日前に、脳科学者の茂木健一郎氏(もじゃもじゃしてる人)が日本の就活について連続ツイートした内容が話題になった。発端は、読売新聞に「大卒2割、進学も就職もせず…10万人」という記事が載ったこと。これは今春卒業した大卒者のうち2割に該当する人々が卒業したものの就職などをしていない、ということを報告した記事なんだけど、茂木さんはコレについて、「いや、そもそも日本の就活はおかしいでしょ」とツッこんでるのである。なんとももっともな内容で、せっかくなので、ここでも転載しておく。(そのまま見たい人はこちらで→茂木健一郎 @kenichiromogi さんの日本の就職連続ツイートとその反響



就職(1)大卒2割、就職も進学もせずという今朝のニュース (http://bit.ly/9IP2QS ) に思うところあり、日本の就職について連続ツイートします。

就職(2) 大学3年の夏から、実質上就職活動が始まる日本の慣習は、明らかに異常である。学問が面白くなって、これからいよいよ本格的にやろうという時に、なぜ邪魔をするのか。

就職(3) そもそも、新卒一括採用という慣習は、経営的に合理性を欠く愚行だとしか言いようがない。組織を強くしようと思ったら、多様な人材をそろえるのが合理的である。なぜ、一斉に田植えでもするように、同じ行動をとるのか?

就職(4) 日本の企業がiPadのような革新的な商品、googleやyoutubeのような革新的なサービスを出せない理由の一つに、大学3年から従順に就職活動をするような人材しかとっていないという事実がある。

就職(5) なぜ、卒業した後、世界各地でボランティア活動をしたり、プログラミングの自習をしたりといった「ギャップ・イヤー」を経験した人材を採らないのか。なぜ、「履歴書に穴がある」などというくだらないことを問題にするのか。

就職(6) 新卒一括採用にこだわっていると、毎年同じ時期に大量の志願者のエントリーがあって、人事部もその能力を発揮しにくい。通年でapplicationを受け付ければ、じっくりと人物も見ることができるし、より実質的な採用ができる。新卒という縛りを外して、毎月受け付けてはどうか。

就職(7)波頭亮さんは、東大の経済を出て、都市銀行に入って一ヶ月でやめたら、変わり者だと新聞記事になった。4年間ふらふらした。マッキンゼーでインターンしたら、即採用。一ヶ月後には、マハティール首相の前でマレーシアの国家戦略についてプレゼンしていた。

就職(8) 経営上の合理的な根拠もなく新卒一括採用という続けている日本の企業は、つまり、波頭亮さんのような例外的に優秀な人材を見逃し続けているということである。

就職(9)就職も進学もしなかった2割の諸君、君たちの中には、「ずっと首輪をつけているのが良い」という日本の愚かな社会通念に反発したり、それに自分を合わせられなかった人たちがいるだろう。きみたちこそが、日本の希望だ。がんばれ!

就職(10)マスコミのみなさんにお願い。卒業して、就職も進学もしなかったのが2割、ということをあたかも異常なことのように報じるのは止めてくれませんか? 日本の常識は、世界の非常識。イギリスのギャップイヤーのことなど、少し勉強なさると良い。

就職(11) 新卒一括採用に偏した日本の就職慣行は、国連人権委員会に訴えられてもよいくらいの愚かさのレベルに達していると考える。

就職(12) 一斉に大学を卒業し、一斉に入社して働きだすという日本のやり方は、「ものづくり」中心だった頃は良かったかもしれないが、インターネットがグローバルな偶有性のネットワークを生み出す時代に、全く時代遅れになってしまった。

就職(13)新卒一括採用で、他社に遅れると優秀な人材が確保できないと思っている人事担当のみなさん。それは、おそらく幻想です。本当に優秀な人材は、そんな決まり切ったレール以外のところにいます。そろそろ、御社は、世に先駆けて新卒一括採用をやめてみませんか?

 いちいち、「就職」とつけているのは、「就職に関する話題を連続で書いているよ」というのが分かるようにするためで、twitterでも連続で書けばけっこうな長文になるのだ。しかも、文章で書くよりも要点だけまとめられるので、ある意味効率的だで、なんで僕はtwitter初心者向けのガイドみたいな文を書いてるのかさっぱり分からないw いちいちやることが親切すぎるんじゃあるまいかw

 茂木さんの指摘については、僕も基本的に同意する。どう考えたってバカげてるのだ、日本の就活は。みんなで一生懸命バカげたシステムを構築して、実際ほとんど誰も得していない。このブログでよく書いている通りだ。ちなみに茂木さんは就活くたばれデモのこともいつかブログで取り上げてくれて、「がんばりたまえ」と(上から目線な)メッセージをくれたこともある。ありがたいけど、そこまで言うならデモにも来てほしいですw(詳しくは過去のエントリー参照)

 で、これについて補足的に僕の意見を述べようと思ったのだけど、書いていたら長くなってきてめんどくさくなったので(オイオイ)、続きはまた今度書く事にしようと思うw

 すんません。書いたら読んでください。よろしくです。

 

おまけ→上で触れた読売新聞(2010年8月6日)の記事

 

大卒2割、就職も進学もせず…10万人突破

 大学を今春卒業したが、就職も進学もしていない「進路未定者」が、5人に1人に相当する約10万6000人にのぼることが5日、文部科学省が公表した学校基本調査の速報で分かった。

 昨年度比約3割の増加で、10万人突破は5年ぶり。一方、大学進学率が過去最高を更新するなど、高校から大学、大学から大学院など上位校への進学率は軒並み上昇した。就職を先送りし、進学に切り替える学生が増え、大学卒業後も行き場が見つからないという厳しい現実が浮き彫りになった。

 調査は、毎年5月1日現在でまとめている小・中・高校や大学など教育機関に関する基本統計。それによると、今春の大学卒業者約54万1000人のうち、就職も進学もしていない進路未定者は10万6397人(昨年度比約2万5000人増)だった。

 内訳は、男子5万9116人、女子4万7281人。進路未定者のうち1万9312人はアルバイトや派遣社員など、一時的な仕事に就いていた。8万7085人は卒業後もアルバイトなどをせず、大学院や専修学校、外国の大学などにも進学していなかった。

 国公私立の別では、私立が約9万3000人と全体の9割近くを占めた。また、進路未定者の6割超はいわゆる文系で、「私立文系男子」の苦戦が目立った。

 留年生も進路未定者とほぼ同数の10万6254人おり、うち7万2434人は「1年の留年」。進級時に留年した1~4年生も含まれるが、文科省は、就職浪人や国家資格を目指す5年生も多いとみている。

 一方、高校卒業者の大学・短大への入学志願率は61・8%(前年度比0・6ポイント増)と過去最高。大学院等への進学率も13・4%(同1・2ポイント増)に伸びており、就職を先送りしたケースも多いとみられる。

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2010年7月 6日 (火)

就職留年7万9000人…いっそ反乱起せばいいじゃんw

 なんだか今の大学制度やら就職制度やらの歪みを象徴するような記事を見つけたので、転載してみる。

就職留年7万9000人、大卒予定7人に1人
2010年7月6日03時08分  読売新聞

 卒業年限を迎えながら留年する学生が全国の大学で少なくとも7万9000人いると推計されることが、読売新聞の「大学の実力」調査で明らかになった。

 根強い企業の「新卒一括採用」を背景に、就職が決まらず翌年に再び「新卒」として就職活動(就活)に臨む学生が急増している。卒業予定者数は約56万8000人で、7人に1人は留年している計算になり、就職戦線のさらなる激化を招いている。就職留年の実態が具体的に明らかになったのは初めて。

 「大学の実力」調査は、全国の国公私立4年制大学(通信制などを除く)735校を対象に2年前から実施。3回目の今年は、就職支援の取り組みを中心に卒業者数や就職者数など約50項目を尋ね、約80%の589校が回答した。その中で、卒業年次に在籍する卒業予定者と、実際の卒業者との差が、2009年度は約7万9000人に上ることが判明。この差について主な20大学で追跡調査した。

 この結果、〈1〉退学・留学・死亡など留年以外の理由がほとんどない〈2〉細かい実態は不明だが、留年者のほとんどは就職活動の不調が理由と見られる〈3〉成績不良による留年は3年次までに集中し、卒業年次では例外的――などの回答が得られ、約7万9000人のほぼすべてが就職留年者である可能性が極めて高いことが分かった。「大学の実力」調査の回答率(8割)から単純計算すると、就職留年者の総数は約10万人に上る可能性もある。

 就職の実態については毎年4月1日時点で国が推計値を出しており、今年は就職率91・8%と発表している。だが、この推計は、就職を希望した卒業者を対象に調べたもの。留年者は、調査対象に入っておらず、数もこれまで未把握だった。

 ◆卒業者含め「浪人」11万人

 国の調査では、約3万1000人が、就職が決まらないまま卒業している。今回、明らかになった留年者約7万9000人を合わせると就職浪人は約11万人となり、その分、就職戦線が激化している計算になる。

 大学の中には、留年者の学費を一部免除するなど、対策を講じるところも出ているが、大半の大学では、就職留年の詳しい実態をつかんでいない。在籍学生数が学部定員の一定割合を超えると補助金カットなどのペナルティーが科されることもあり、対策を実施しているのは一部の大学に限定されている。

 今月3日、東京の私立大学が開いた企業合同セミナーに、この春希望する会社に入れず留年した文学部4年の男子学生(24)の姿があった。今年も既に20社の選考を受けたが、内々定はまだ一つもない。2日前には家電メーカーに最終面接で落とされた。「厳しい。最後まで行ったのに……」と肩を落としていた。

 ◇就活=就職活動を縮めた最近の呼び方。一般的に3年生の10月ごろ、就職情報サイトで志望企業に登録して始まり、4年生の4月1日以降に本格化する選考・内定で終わる。この間、学生は、企業の説明会への出席やOB訪問で、志望企業を絞り込む。
(2010年7月6日03時08分  読売新聞)

 なんてろくでもないニュースだろうか。いや、ろくでもないのはニュースの内容であって、ニュース自体ではないのだけど。いや、でもニュース自体もひどいかw

 そもそも新卒一括採用などという、日本の伝統wが問題なのに、それについての批判が新聞やテレビなどではほとんど全く取り上げられないのがひどい。この本文にも、さらっと

>根強い企業の「新卒一括採用」を背景に

などと書いてあるが、その企業の中には新聞などのメディアもしっかり含まれているはずである(もちろん、企業ごとに違うとは思うけれど)。それを棚に上げて、澄ました顔で「こういうことが起こってるみたいだよー」と言われても、なんだかしっくりこない。「他人事でいい気なもんですね」と皮肉の一つでも言いたくなる。

 もう、こんな内容について、「だから就活はひどいんだ」なんて取り上げる気はしないけど、でも一つだけ言っておくと、これは実感としてもよく分かる話だなと思った。何せ僕のまわりでも、「就職が決まらなかったりして留年」みたいな人はとても多いからだ。別に何にも珍しくない。「就職が決まらないから留年」とか「休学」とかいうのはよく聞く話だ。

 たぶん、これに加えて「就職がままならないから、とりあえず(大学院)進学」という人を加えたら、かなりの数字になるんじゃないかと思う。

 

 日本の企業が「新卒一括採用」なんていうふざけた制度を維持して、採用数を絞ったりということを当たり前にやっているのか僕にはよく分からないし、そんなものを押し付けられて黙っている若者もよく分からない。若者は雇用の調整弁じゃない。「やつらの論理」を押し付けられなければいけない理由はどこにもない。

 ということで、そんなふざけた状況にカウンターパンチをかますことをまた考えている。僕は、今年の11月23日(勤労感謝の日)にも就活に異議申し立てをするデモを行う予定である。去年は二箇所だけだったけど、今年は4、5箇所ぐらいで同時にできるんじゃないかと画策中。反乱の波が大きくなるのを見るのは楽しいw

 

 別にデモが万能だという気はさらさらないし、それ以外の手法も積極的に行っていくべきだと思う。「デモって違和感が…」と(食わず嫌いで)敬遠する人は、何か別のやり方をやったらいいと思う。とにかく重要なのは、こんなふざけた状況を押し付けられて、黙っていていいのかということだ。

 

 日本人は問題に直面しても声を上げないで、「ただ黙って耐え忍ぶ」ことを美徳だとしている節があるけれど、そんなものはろくでもない自己満足に過ぎない。黙っていたところで誰にも気付いてくれないし、権利は行使の中にしか存在しない。物分りがよすぎるのも考えものだ。

 就職留年することを決めた人が7万9000人もいることが分かったのだから、「せっかくだし一斉行動を起こしたらいいじゃない」などと思ってしまう。道路を埋め尽くすデモ隊とか、想像しただけで嬉しくなってしまうw きっと、こんな制度の上で安穏としているやつらをビビらせることはそんなに難しくないと思う。

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