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2015年6月の記事

2015年6月21日 (日)

いまさらながら告知してみること

 告知がどうこう以前に、そもそもこのブログを更新するのが何百万年ぶりだって感じだし、そもそもまだ生きてたのかって感じかも知れないが、ちゃっかり僕だって生きながらえているのである。


 いまさらながら感丸出しではあるのだが、地味に出版物に名前が載ったので、そのことを報告してみる。


 一つは、アナキズム研究をしている若手研究者である栗原康さんの著作『学生に賃金を』という本。この中に「さよなら就活、夢の大学」みたいな最高なタイトルの座談会記録が収録されているのだが、その座談会にちゃっかり僕も参加している。

 これは、友人のなべこ氏が、学費奨学金問題に取り組んでいる関係で、この座談会に呼ばれていて、「O瀧さんもついでに行きましょうよ」と声をかけてくれたので、ついでで参加したのである。というか、栗原さんはもともと友人であるし、これは行くしかないと思って参加した。行ってみるとうさんくさい人たちが集まってて、かなり楽しかった。僕は就活デモの関連で、大学についてなにごとかをごにょごにょ語っている。

 ちなみに「学生に賃金を」というのは、70年代のイタリア・アウトノミア運動において提唱されたスローガンで、時代の変化とともに労働の形態が変化する中で、大学生が労働者としての性質を帯びるようになった事態を強く告発する言葉として出てきた。早い話が、「うちらの勉強していることって、好きにやってるわけだけど、同時に社会の要請の中でやってるわけで、少しはカネ出てもよくね?」という話で、特に学費の無償化のための運動として訴えられた。学費はタダにしろ。さらに分け前をよこせ。そういうわけである。

 昨今、何かと話題を集める学費・奨学金問題について、単に「それひどいよ」というだけではなく、もっと掘り下げたところで「なぜ大学はタダでなければならないのか」というところを考えている。借金たくさんしょい込むのはつらいが、実務的な解決策にとどまらない、思考のラディカルさが、生活の豊かさとどこかでつながりうるのではないか、とか考えつつ。


 それから、もう一つの出版物の話。


 これは、「ついでで座談会に参加しました」というよりも、もっと踏み込んだ案件で、僕が書いた長ったらしい文章が雑誌に載りました、という話。媒体は、『情況』という雑誌の3・4月号。もう二カ月ぐらい前に発売された雑誌の情報をいまさら書くっていうね。すごいよね。タイトルは、「社会運動としての就活デモを振り返る」。


 2009年から始まった就活デモの動きについて、あくまで僕の視点からではあるが、一つの総括をしている。就活デモ自体は、震災前から始まった動きではあるが、震災後の社会運動などをちょろちょろ考える一つの視点にもなりうるのではないかとも自負している。

 で、長ったらしく書いたのはいいんだけど、長ったらしく書きすぎたせいで、出版ギリギリになって「これ長すぎるから削って」とか言われまして。「はい?」って話である。


 この原稿は実は、「情況出版が発行する別の雑誌」に載る予定で、実際に書いたのは一年以上前なのである(時期でいうと、2014年の2月ぐらい)。それがなんだか知らないけど出版見送りになってしまった(それは僕の原稿だけが載らなかった、ということではなく、雑誌自体が発売見送りになったということ。事情はよくわからない)。それで、お蔵入りになった後の後、ようやく一年以上経って出版されることになったのだが、その出版直前になって、「長い」と言われて、「いまさらかよ!」と思ったんだけど、結局僕も忙しくて手を入れる時間がなく、編集部の方で勝手に削られてしまったのである。でも、勝手に削るってのもひどい話だよね。


 ということで、文章が載ったのは良かったんだけど、微妙にはしょられてるのである。頑張ってつけた注釈とかも全カットされてるし、自分としては「不完全版」と言わざるを得ない。ていうか、ぶっちゃけ情況出版編集部は、あまりに不誠実なクソ野郎どもだと思うし、滅んでほしい。


 なので、そういう中途半端な不完全版わざわざ買ってもらわなくても良いし、発売からちょっと経ってるわけだし、ここで公開しとこうかなと思った。読みたい人は、別に買わなくていいよ。


「syuukatsu-demo.pdf」をダウンロード


 上の所から、勝手にダウンロードしてね。
 感想は、sunset.strip.028@gmail.comにでもよろしくお願いします。


 個人的には、ここにまとめて記録した内容を元に、誰かWikipediaの就活デモのページを編集してくれるとうれしいです。

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