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2010年2月 3日 (水)

学生を飼いならす「奨学金」という首輪――「ブラックリストの会」に関して

はいはい、元気な京都の学生さん(など)によるデモのお知らせです。

学費をタダに!
奨学金ブラックリスト化反対デモ!

 

  2010年2月7日(日)
  14:00〜三条河川敷
  ・現役学生・院生の「私にもしゃべらせて」
  ・現在奨学金滞納中「なぜ奨学金が返せないか」
 

  15:00~;デモwithサウンドシステム
  三条→四条河原町→烏丸→Uターン→三条
 

  ※仮装・コスプレ歓迎
  優秀コスプレ賞あり!
 

  マジヤバ!学費が高い!
  奨学金がブラックリスト化されて一年「お金を返さないのは、モラルが足りないから」  と話していた日本学生支援機構自身の調査で、滞納者の8割が年収300万円以下だったということがわかったよ・
  「やっぱり、返したくてもかえせないんじゃん。」
 

  かつてないほど高くなっている日本の学費!
  国連加盟国のほとんどが、大学とかの学費はタダにするという条約にサインして、 世界はぶっちゃけ学費タダの流れ、サインしてないのはルワンダとマダガスカルと日本だけ、こんなのってありえない!
  国立もバカみたいに高いけど、日本の大学はほとんど私立。
  お金持ち諸国の中でここまで教育に金を使わない国はめずらしいらしい。
  「私立も国立も、学費はタダであたりまえなんじゃん。」
 

  とゆうわけで寒いけど学費タダ。そして法的にも、人道的にもどうかしてる奨学金のブラックリスト化反対のためのデモを今年もやるよ!
  言いたいことを書いたプラカードを持ってくるといいことあるかも!
  コスプレ・キャラチェンジ大歓迎!
  主張を言うのも、ただ踊ってるだけでもOKなサウンドデモだよ!
  日曜は三条河川敷へ!
 

    ブラックリストの会 http://kanekaese2009.web.fc2.com/
  連絡先 09078729327(しろー)
 

    ※前回に引き続き、どうせやるならコスプレしたほうがいいので、ガチガチのコスプレ、ちょっと変えた髪型、いつもと違う眼鏡などでお越しください。
  なお今年の最優秀コスプレ賞はド○キで買ってきた「異様に黒いキ○ィちゃんの着ぐるみ」です。
  着れば確実に革命が起こる!
 

  では2月にお会いしましょう

 

 日本で生活していると、「奨学金=返済しなければいけない」という認識があるかもしれないけれど、これは国際的に見たら別に当たり前のことでもなんでもない。

 現在、国際的には、人種、国籍、家庭状況などに関わらず等しく教育を受けるのは権利(人権)とされている。「お金がないから教育を受けられません」なんていうのははっきり言って、人権が侵害されている状況なのだ。事実、上のデモ趣旨文でも触れられていたが、日本政府は国際人権規約のA規約に批准しつつも、その中の「高等教育の漸次的な無償化」を目指す条項(13条2項C)を留保し続け、実質的に拒否している。

 これを留保し続けている国は、同条約に批准した160カ国の中で日本とマダガスカルだけ。別にマダガスカルをバカにするわけではないけれど、「経済的なパワーが全然違うマダガスカルと比べられていいのかよ、日本」などと思う。

 もちろん、これに批准したらすぐに学費がタダになったりするわけではないけれど、しかし、そういった方向にすら向いていない、というのが現在の政府の状況なのである。これはちょっと(というかけっこう)腹が立つ。

 参照→「国際人権規約 高校・大学の学費無償化条項  留保 日本など2国だけ」(しんぶん赤旗 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-06-08/2009060801_03_1.html

 ということで、要するにそもそも学費なんてタダでいいものなのだ。もしくは家庭の所得状況に応じてタダにするといったことも考えられる。それが国際的なスタンダードのはずで、奨学金という名の学資ローンを貸し付け、挙げ句に返済できなければ、即刻ブラックリストに登録するなんて、人権侵害もはなはだしい。そんなことしても、得するのは一部の金融機関と天下り団体の「日本学生支援機構」だけであることは目に見えているにも関わらず。

 こうした「首輪」をはめられては、学生も血相を変えて就活に挑まなければいけなくなる。誰だって、こんなブラックリストに名前を載せられたくはない。だから、奨学金は就活を促す圧力装置としても機能していると言えるだろう。全くもって腹の立つ話だ。

 そういえば、最近出版された『ルポ貧困大国アメリカⅡ』にも、アメリカにおける学費の高騰と学資ローンの話が載っていた。学生は、学資ローンのことをよく知らない(知らされない)ままに借りるが、卒業後に十分な収入が得られなくなり、返済が滞ったが最後、雪だるま式に返済額がふくらんでしまう、という恐ろしい話だった。教育と言う未来へ投資するはずのものが、学資ローンビジネス(ロビイングもかかさない)の手によって食い物にされてしまうというのは、本当に危機的な状況だと思う。日本はアメリカのマネして、「学費は自己負担で」とか言ってるのかもしれないが、本当に勘弁して欲しい。

 もう札幌でもデモやろうかな。「学費タダにしろ」デモとか「奨学金はいらない!スカラーシップをよこせ!デモ」とか。賛同者は連絡ください。言いたいことはバンバン主張していきましょう。

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コメント

>こうした「首輪」をはめられては、学生も血相を変えて就活に挑>まなければいけなくなる。誰だって、こんなブラックリストに名>前を載せられたくはない。だから、奨学金は就活を促す圧力装>置としても機能していると言えるだろう。全くもって腹の立つ話>だ。

全くもって同感です(ちなみにデモ参加者です)。修士2年間だけとはいえ、結構借りちゃってますからね;就職できなかったら毎月借金を滞納するだけですよ。何故日本の奨学金は返済型なのだろう...寄付する人が少ないからかな?

投稿: caffelover | 2010年2月 3日 (水) 22時30分

あ、デモってのは就活くたばれデモです;;

投稿: caffelover | 2010年2月 3日 (水) 22時30分

返済しなくてもいいくらいの学力を持てば授業料が無料になる大学はたくさんあります。
あなたたちはなぜ大学を決めるときにそのようなことを考えなかったのですか?
自分達の実力不足を棚に上げて、ゴネているだけにしか見えません。

教育を等しく受ける権利があるからこそ奨学金というものがあり、
借りた奨学金を自分達の勝手な解釈で返済したくないというのは卑怯者としか言いようがありません。

あなたたちが返済しないことで、奨学金を受けることが出来ない後輩が増えることを自覚しているのでしょうか。

投稿: 奨学金を受け取るな | 2010年2月 8日 (月) 14時06分

>奨学金を受け取るな

僕の書いた文章の意味が全く分かっていないようですね。

>教育を等しく受ける権利があるからこそ奨学金というものがあり
>借りた奨学金を自分達の勝手な解釈で返済したくない

僕の文章に、「奨学金は全部返すな!踏み倒せ」と一言でも書いてありますか?僕はそもそも「奨学金」と言う制度自体が、人権的に問題がある、という話をしているのです。

あなたのように、人のことを理解する気もなく、しかも匿名という安全地帯に隠れていながら一方的に人のことを非難する人間を卑怯者と言うのです。

投稿: O瀧 | 2010年2月 9日 (火) 09時39分

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