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2009年12月の記事

2009年12月27日 (日)

社会の潔癖症に対する異議申し立て----『突破者』

突破者〈上〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫) Book 突破者〈上〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)

著者:宮崎 学
販売元:新潮社
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突破者〈下〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫) Book 突破者〈下〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)

著者:宮崎 学
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 京都を仕切るヤクザ寺中組組長の次男坊として生まれた宮崎学の人生を、戦後の日本の歴史と合わせて綴っているノンフィクション。戦後まもなく生まれた宮崎は、組の「ぼん」(「坊=おぼっちゃん」)として育てられる。「ぼん」などと言えば、育ちの良さそうな印象を与えるが、暴力団の「ぼん」である以上は、その経歴は生易しいものではない。

 小・中・高校とケンカ三昧、大学に入ってからは民青(共産党)系の学生運動グループを引っ張って大暴れする。そして、大学を辞めてからは(中退する)、実家の建設会社を仕切る事になり、そこでも「突破な」(無茶な、突っ張った)日々を過ごす事になる。

 サブタイトルにもあるように、この本には戦後から現代までの日本の歴史で、ともすると見過ごされてきた社会の「裏の歴史」が生き生きと描かれている。それは言うなれば、「暗部で辿る日本現代史」とでもいえそうな、破天荒な物語でもある。本書で描かれている内容の多くは犯罪行為である。高校時代のケンカや、大学生時代のゲバルト活動、、地上げや闇の取引など…。しかし、そうした無秩序にも見える振る舞いの中にも、一定の合理性や行動原理があり、またそうした犯罪行為を行わざるを得ないような状況が多分にあることを示している。また、そうした行為を是とはしないまでも受け容れる「社会の懐の広さ」のようなものが感じられる。

 宮崎自身が、あとがきで本書を執筆したきっかけの一つとして触れているので、ここで強調するまでも無いが、現代の日本社会はきわめて「潔癖症的になってきている」というのが彼の持論である。本編最後の第14章「葬られてたまるか」には、そうした筆者の価値観がよく表われていて、もっとも読み応えが合った。彼は、自身の出自でもあるヤクザや土木建設業界などを異端視するようになった最近の「世間」の様子を指してこう書いている。

「誰もが大樹の陰の中で多数派形成ゲームに狂奔し、「正論」を主張する。その挙句に多数派のマスの内部で取るに足らない差異を見つけだして叩き、排除する。それをマスコミが煽るだけ煽る。まさに「パフォーマンス文化」に思えた。これが戦後民主主義の行き着くところであったのだろうが、まったく馬鹿馬鹿しい社会になってしまったもんだ、というのが私の率直な感想だった。第一、多数派しか存在しない社会などというのは、そもそも社会の体をなしていないと思うのだ」(下巻 P.220)

 社会の「エリートコース」を渡ってきた本当の「ぼん」(おぼっちゃん)には分からない世界が、ここには確実にある。非常に面白い本である。

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2009年12月24日 (木)

屋根裏TVのお知らせ

 今日(24日)の夜、札幌にあるATTICというイベントスペースに出向いて、自主メディア番組の収録を行います。「屋根裏TV」という名前で行っている企画で、ネット上で視聴できる映像番組です(ネットTVとでも言えば分かりやすいでしょうかね?)。

 今回は「就活くたばれ」デモの人ということでお呼ばれしたので、話してきます。就活の何が問題なのか、なんでデモをやったのか、当日はどんな様子だったのか(映像上映)などなど、つれづれと話してくる予定です。収録と同時にネット上で放送されますので、暇な人は見てみてください。

 われながら「12月24日の夜によくやるよ」って感じですが、よろしくお願いします。(収録時間は19:30~21:30です)

 ちなみに、視聴は収録後随時可能ですので→<12月27日追記>実際には収録した内容を編集するため、アップできるようになるまでに一週間から十日ほどかかるそうです。すいません)、クリスマスが忙しいろくでなしは、暇な時にでも見てみてください。よろしくです。

ATTIC 屋根裏TV(11)収録
http://www.a-yaneura.com/viewdat.php?id=R00771

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2009年12月22日 (火)

そして非モテの怒りが街を焦がす。

 今度の水曜日、クリスマス・イブの前日に、デモをやるおバカさんがいるそうなので、支援のために転載いたします。恋人がいるとかいないとかいうことは置いといても、個人的にもクリスマスは粉砕したいので、これは支援します。

 結局、「クリスマス」が「苦しみます」なのは、(カップルなどへの)消費を煽る装置として機能しているからで、そういう意味では、商業主義社会に対するアンチとして「クリスマス粉砕」を唱えるのも、単に「恋人がいないからクリスマスなんかいらない!」と言っている人も根はおんなじなんじゃないかなと思う。そういう多様性を含んだデモのようなので、素晴らしい。

うーん、札幌でもクリスマス粉砕企画をやりたいなぁ…

「12.23クリスマス粉砕デモ」

革非同の創設者・非モテ王子ことフルカツ書記長は、今年の秋に「普通の男の子に戻りたい…」との、キモいセリフを残して革非同代表の座を引退しました…(汗)
しかし!そんなことぐらいじゃメゲない革非同!
今年もやります!クリスマス粉砕デモ!!
てなわけで、2009年度革命的非モテ同盟の「12・23クリスマス粉砕デモ」のお知らせです☆
もちろん、フルカツ元書記長は引退後もちょくちょく顔を出して、革非同を生温かく見守ってくれるとの事で、その辺はご心配なく♪

「クリスマスは恋人とイチャイチャする日だと思っている奴が許せない!」
「クリスマスはカップル優遇なサービスが多く、モテない奴を差別してる!」
「イルミネーションは電気の無駄だ!」
「クリスマスなんて、苦しみますだ!」…などなど、日本の間違ったクリスマスに疑問を抱いている方、是非ご参加下さい。

革非同・黒い旅団合同「12・23クリスマス粉砕デモ」
■デモの集合・解散場所:
神宮通公園(渋谷区・宮下公園のすぐ北隣、山手線東沿いです。)
・14時半:開場
・15時:集合、簡単な集会を開きまして事前説明等を行います。
・15時半:デモ出発(この時間は厳守でお願いします)
・16時頃:神宮通公園に戻って解散します。 (なお、打ち上げは17時から行います。)
※スペシャルゲストとして、我らが非モテ王子・フルカツ元書記長も来るよ☆

今回は、我が革非同の
友好団体・日本ファシスト党「黒い旅団」の全面協力を得て、
黒い旅団・山田惣団長をデモ実行委員長に迎えましての開催です。
あと、できましたら皆さんの日記やプログなどで宣伝していただけると嬉しいです。
革非同のデモは、よくある政治系デモとは違って、一般の人でも気軽に参加できる楽しいデモです 。
ぜひともデモに参加し、みんなで日ごろのウップンをはらしましょう!
飛びり参加もOK。初音ミク・涼宮ハルヒなどのコスプレイヤー大歓迎!もちろん女性も大歓迎です!

【注意事項】
・危険物、凶器の持ち込みは禁止です。
・当日の主催者の指示、警察の規制には従ってください。
・写真撮影の際は被写体の方に許可をとるようにして下さい。
・当日はマスコミの取材の可能性がアリます。顔出しNGの方はマスクやサングラス等をお持ちください。
・ゲバスタイルについては右翼等の襲撃の可能性がありますのでお控え下さい。

【連絡先】 ・取材希望のマスコミの関係の方は、デモ実行委員長、政治結社「黒い旅団」代表・山田惣 が承りますので、こちらのほうにご連絡ください。 デモ関係者およびマスコミ以外の方の対応はしかねますのでご遠慮ください。

山田 惣 (やまだ そう)
電話:090-6169-4516 (デモ当日のみ)
e-mail: tommy.2.6lovely@ezweb.ne.jp
(こちらのほうが確実です。)
Gmail : yamada.soh@gmail.com

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2009年12月13日 (日)

「格差社会--何が問題なのか」橘木俊詔

格差社会―何が問題なのか (岩波新書) Book 格差社会―何が問題なのか (岩波新書)

著者:橘木 俊詔
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 実家に置いてあったので、勝手に札幌に持ってきた本。

 小泉内閣による「構造改革」に対して、「格差が広がることは社会にとってマイナスだ」とNOを突きつけた一冊。

 著者によると、格差の拡大は、必ずしも小泉による「構造改革」のみが原因ではなく、それ以前にもさかのぼることが出来る。しかし、「構造改革」がそれを是正するのではなく、むしろ推進していたということに対して、国民はどう考えるのか、そのような社会がそこに住む人にとって果たして望ましいのか、ということについて考察している。

 それによれば、格差の拡大は決して個人の問題ではなく、階層固定化の問題や、労働力の不活用など、様々な問題を孕んでいる。特に貧困者の増大は、決して放置していい問題ではないと説いている。

 要するに、「格差があって何が悪い?」に対する反論。
 これが改革旋風吹き荒れる2006年に出版された意義は大きいだろう。

 文章が非常に読みやすいので、「自己責任論」を信奉する人にはぜひ一度読んでみてほしいところである。

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2009年12月12日 (土)

「絶対貧困」石井光太

絶対貧困 Book 絶対貧困

著者:石井光太
販売元:光文社
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 この本はいわゆる「途上国」の貧困について書いている。

 本編は、スラム編、路上生活編、売春編と分かれていて、ノンフィクションライターとして現地で衣食住をともにしてきた著者の個人的な経験などを交えて書かれている。

 多くの人が指摘していることではあるだろうけれど、この本の素晴らしいところは、その貧困状態にある人々の描き方である。具体的には、それを「貧困」という言葉から連想するような「悲惨さ」一色に留めず、そこで生きる人々のたくましさや喜びを生き生きと描いているということである。つまり、人間が生きていれば、そこにどんな形にせよ人間的な感情があるはずで、経済的な格差(南北問題など)を前提に語られる「発展途上国の飢餓」や「感染病」などのみがそこに生きる人々の全てではない、という当たり前のことを、しかし等身大の人間として飾らずに書いているのである。

 ただし、だからといって、「途上国」の置かれている現状がそのままでいいということは決してなく、それは改善すべき問題点を無数に含んでいるし、実際に目を覆いたくなるような話がいくらでも載っている。ちょっと旅行に行ったぐらいじゃ見えない話がわんさかあって興味深いが、おそろしくもある。

 ちなみに、この本に関して、僕が指摘したい問題点は、こうした「途上国」の絶対貧困を見すぎているせいか、むしろ日本などの「先進国」における貧困の問題について、どこか軽いものと考えているようなところがある。曽野綾子などは典型だが、こうした「途上国」のリアルを知っている人は、そういう見方をする嫌いがある。

 もちろん、露骨に「日本は豊かでいいよね」などというわけではないが、「日本のホームレス」や「日本人の売春婦(風俗業従事者)」のことをそこまで問題であるとは見なしていないように読み取れる箇所があった。当事者の置かれている悲惨さには客観的指標など意味を持たないと思うのだけれど。

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2009年12月11日 (金)

「無い内定者と語る会」について(大まかな予定)

はいはい、くたばれデモ報告会についてのお知らせですよー

転 載 歓 迎 

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就活くたばれデモ報告会 「無い内定者(NNT)と語る会」


日時:12月18日(金) 18:30ー20:30

場所:北海道大学 文系共同W棟202号室
 http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&safe=off&rlz=1T4GGLJ_ja&q=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E5%A4%A7%E5%AD%A6&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl
(この建物は中の構造がやや分かりにくいので、中に入って迷ったらその辺の学生に「W202ってどこですか?」と聞くのが手っ取り早いです)


内容:

 先月23日に札幌中心部で行われた「就活くたばれデモ」。就職活動のあり方に対して、大学生自身が問題提起をするという試みは、北海道新聞などで報道されたことをきっかけにインターネット上で大きな話題となり、賛否をめぐって様々な議論が交わされました。


 今回は、その議論の発端となったデモ当日の映像の上映、デモ参加者による証言、そして来春卒業の学生(無い内定者=NNT)による就活の現状報告を行う予定です。これにより、デモに参加した人はもちろん、何らかの理由でデモに参加できなかった人、デモの趣旨には賛同しながらもデモというものに違和感を感じて参加しなかった人、事後報道などでデモのことを知った人などへ、今回のデモの様子などを報告し、その実感を共有することを試みます。


 また、ゲストとして、北大文学部倫理学講座 教員の蔵田 伸雄教授にコメントをいただく予定。参加者によるパネルディスカッションなど。


 基本的に興味のある人であれば誰でも歓迎なので、学外の方でもご自由に入場できます。興味のある人はぜひお越しください!


<プログラム>

・「なぜ就活はくたばらなければいけないのか」(デモ実行委員)

・就活デモ映像上映(札幌・東京)

・無い内定者(NNT)による就活報告(予定)

・蔵田教授(文学部倫理学講座)から、今回のデモについてのコメント

・パネルディスカッション

・質疑応答


その他:入場無料、予約不要

連絡先:就活デモ実行委員会 sunset-strip_028(at)ec.hokudai.ac.jp


(学内に掲示したチラシでは、一部「ゲスト:キャリアセンター職員(予定)」と表記してあるものがありましたが、予定変更し、参加いただけないことになりました)


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2009年12月 8日 (火)

「資本主義後の世界のために」デヴィッド・グレーバー

資本主義後の世界のために (新しいアナーキズムの視座) Book 資本主義後の世界のために (新しいアナーキズムの視座)

著者:デヴィッド グレーバー
販売元:以文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 グローバル・ジャスティス・ムーブメントに携わっている理論家で、「アナーキスト人類学者」を自称するデヴィッド・グレーバーと、同じくアナーキズムに精通している高祖岩三郎による編著で、高祖による、グレーバーへのインタビューが主な内容となっている。

 グレーバーは、資本主義が破綻しかかっている現在の社会のオルタナティヴとしてアナーキズムに注目している。一般的には、「国家がなければ人々は生活できない」と思われているところがあるが、彼はその考えをさらりと否定してみせる。

 彼によれば、共産主義やアナーキズムは、未来において達成すべきものとしてのみあるのではなく、かなりの部分現在の社会においても既に存在している普遍的なものであるという。そのヒントに彼は、人類学者の大家であるマルセル・モースの思想について言及する。

 「贈与論」で有名なモースは、共産主義を「各人は能力に応じて働き、必要に応じて受け取る社会」と定義する。人間の思考と言うのは必ずしも、両者の損得の勘定のみを至上とするわけではない。見返りを求めない(もしくは厳密な勘定計算をしない)他者への行為というのは普遍的なものである。これは誰もが、理解できるところだろう。そして、私的な所有・権利・利益などに還元されえない人間の行動様式は、全て共産主義的であるし、相互扶助を前提とする点でアナーキズム的でもあるという。

 資本主義は、一見、私的領域の拡大ゲームに人間を陥れているかのように見えるが、その前提となっている相互扶助的な思考には、必ずしも食い込めていない。そのため、グレーバーによれば、現代の資本主義というのは、アナーキズムなどを隠蔽し、その上に寄生する「もっともみじめな方法」に過ぎないのだと喝破する。

 とまぁ分かるような分からないような文章が多く、しかも人類学的な知見に富んでいるだけあって、一度読んだだけではしっかりとは分からなかった部分が多い(特に後半)。ただし、ジョン・ホロウェイの主張を引用して、

「人がこの世界で活動家になったり活動したりするのは、その人が「理論」を持っているからではない。人は抵抗の「叫び」から出発する」

と書いてある部分にはとても共感した。全くいいこと言うね。

 中身が濃いので、何度か読み返してみたい本。

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2009年12月 7日 (月)

日本はクソでどうしようもない…亡命か…

はいはい、こんにちは、左翼学生(かつニート)の大滝ですw
最近、「ニートの海外就職日記」なるブログを見つけて、ハマっている。

どんなブログかと言うと、

「ニート&パチプロ(職歴なし男28歳)から海外留学、海外就職、海外ニート。現在はシンガポールにてクソ日系から外資系に転職」

という経歴を持っている元ニートが、海外の労働現場の「常識」から、日本社会における「常識」がいかに「クソ」であるかということを痛烈に批判している。

例えば、最新の日記(12月4日)では、妻が出産を迎えるというのに、仕事を優先してそれに立ち会えない日本の企業「常識」を「非人間的でありえない」とこきおろしている。

他のエントリーでは、日本の履歴書がいかに不合理で差別的なものかを書いていたり、働きすぎて過労死やら自殺やらが頻発している日本の状況をクソ呼ばわりしている。

このブログの面白い点は、「クソ社会ww」「クソ労働環境www」など表現がやたら乱暴であるにも関わらず、言っていることがことごとく正論であるということ。

だって、「サビ残(サービス残業)、休日返上、有給未消化が当たり前なのは異常」って正論じゃんww

「自分、もしくは家族の健康にも優先する仕事なんてこの世に一つもない」とか、どう考えても正論じゃんwwwww

結構、企業は「コンプライアンス(法令遵守)」とか 偉そうなこと抜かしてるけど、外向けに何か言う前に、まず自分のところの社員に労働法を適用しろよとか思うよねw

なんで「大麻は麻薬じゃない」とか言うだけで(使用とかを奨励してるわけじゃないのに)「大麻は法律で禁止されてるんだから!」とかトンチンカンなこと言われるのに、「有給休暇の完全消化なんて都市伝説」とか言っても何にも叩かれないんだろうね。ホントにこの国は変だ。

で、まぁともかく、そういう正論をズバズバ言っているからだと思うけど、このブログはめちゃくちゃ人気がある。僕は基本的に人様のブログとか熱心に見たりしないんだけど、このブログはいいよ!

うん、だって読んでて面白いもん。

ぜひどうぞ。

「ニートの海外就職日記」
http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/

(ちなみに、就活くたばれデモに関して「日本が嫌なら海外行け」とか「就職したくないなら起業しろ」とかいう意見をネット上で見かけたけど、そういう問題じゃないんだよな。海外に行ったり起業したりする資金とか能力のあるヤツはそうすりゃいいけど、世の中そういうやつだけじゃないわけでしょ。この国で生きていかざるをえないやつが、ちゃんと生きていけるようにこの国での「社会変革」を訴えてるわけだから。「自分がよければそれでいい」んだったら最初からデモなんかしねーよ)

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2009年12月 3日 (木)

キャバ嬢が労組結成

キャバ嬢が労組結成へ、団交!ストある!?
日刊スポーツ 2009年12月2日

キャバクラ勤務歴がある都内の女性らが中心となり、労働組合「キャバクラユニオン」を近日中に結成することが1日、関係者の話で分かった。キャバクラ嬢らによる労組結成は極めて異例。きらびやかな衣装をまとい、高額を稼げることもあるキャバクラ嬢は最近、若い女性の人気職業になりつつある。だが、一部店では「夜の世界の慣例」的に、違法性が疑われる罰金制度や賃金未払いなども水面下で横行。結成後、店側に待遇改善を求めるなどの活動をするという。

 関係者によると、労働組合「キャバクラユニオン」(仮称)は、東京のキャバクラに勤務していた女性らが中心となり近々結成予定。一部店における賃金未払いや法外な罰金制度、従業員らからのセクハラなどが背景にある。キャバクラ嬢らによる労組結成について、連合は「聞いたことがない」としている。

 同ユニオンは、東京の個人加盟労組「フリーター全般労組」の分会として発足させる方向で、今月中にも準備委員会を都内で開く。結成後は、経営者側との団体交渉などを通じて待遇改善などを目指すほか、支援や相談に応じる窓口としても機能させたいという。

 フリーター労組によると、今年に入りキャバクラ嬢らから賃金未払いなどの相談が相次いだ。「指定日に客を呼べなければ罰金数万円」「15分遅刻で罰金1000円」など労働基準法(制裁規定の制限)に違反するとみられる例も多いという。同労組共同代表布施えり子さん(28)は「就職希望者が多いから買い手市場となり、一部の店は労働基準法を無視した“無法地帯”化している」と話す。

 名古屋市の地域労組「名古屋北部青年ユニオン」にも、店を辞めようとした女性が「罰金が未払い」として店から数十万円を請求されたとの相談があった。同ユニオンのホームページには、ある女性の「罰金は遅刻が15分1000円、当日欠勤は担当者が許可しても1万円。客からも暴力をふるわれた」という体験が載っている。同ユニオンの石田進さん(37)がキャバクラ嬢からの相談の増加を実感したのは今年夏ごろ。昨年以降の不況で女性たちが派遣切りなどで職を失い、切羽詰まって「夜の職業」に流れているようだという。

 今回、ユニオン結成の中心になっている女性は、勤務していた店が賃金の一部を支払ってくれない上、男性従業員らから悪質なセクハラを受けたなどとして、東京都の労働委員会に救済を申し立てた。女性は「さまざまな悪条件も『夜の世界では当たり前』と店や同僚からも言われた。キャバ嬢たちが泣き寝入りしないよう、労組を支援の窓口にしたい」と話している。

http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20091202-571683.html

フリーター労組は相変わらずいい仕事されてますなぁ。

日本全体で、労働環境の底上げしないと、絶対社会全体でよくないことが起こるんじゃないかなーと思う。

札幌でもやるか!

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